2014年1月23日木曜日

圧倒的な物量 「大浮世絵展」

江戸東京博物館で開催中の「大浮世絵展」に行ってきました。

約340点を展示とのこと、これほど大量に浮世絵を見るのはもちろん初めてです。
物量で圧倒する展示ですな。
http://ukiyo-e2014.com/

美人画はどれも同じ顔に見えてしまう、見る目まったくゼロの当方ですが、
時代順(江戸初期~大正)に展示されているので、なんとなく変遷や流行りがわかって楽しめました。




歌麿、写楽、広重、北斎など、教科書の中で見た作品の実物を目の当たりにする感動も当然ありますし、「素人目に見ても、喜多川歌麿は格が違うねー」とか、「『画狂老人』ってお前…」などと、小学生並みの感想とともに見て周っていましたが、「歌川国芳が好きなんです」と魅力を力説する同行者に向かって、
「ああ、この絵コブラで見たことあるwww」
と、アホなセリフを吐いてしまったことは非常に申し訳なく思っております…。


それにしても特に印象に残ったのは、絵画の所蔵先。
ホノルル美術館、シカゴ美術館、ベルリン国立アジア美術館、大英博物館…などなど、海外の美術館が多いこと多いこと。
「こんなに海外へ流出しちゃったんだねぇ~…」と、ここでもその物量を目の当たりにして残念な気分になりました。うーむ。
まあ当時の状況を考えると仕方ない気はしますけども。