2020年12月30日水曜日

【一口】2020年の成績【馬主】

2020年の競馬も終了。

ケイブルグラム、グローブシアター、トゥザフロンティア3頭との付き合いもだいぶ長くなり、来年も続きますが、今年はなんとか2勝を挙げてくれました。
3頭中2頭が障害入りするとはまさか思いもよりませんでしたけど、ケイブルグラムは未勝利→重賞2着→中山大障害までトントン拍子に歩を進めてくれましたし、十分満足できる1年になりました。

トゥザフロンティアだけは無為な1年になってしまいましたが、来年もよろしくお願いします。

2020年12月27日日曜日

ケイブルグラム、中山大障害9着完走。

ケイブルグラムが、26日の中山10レース中山大障害(芝4100m)に出走しました。
体重は+12、ここまで来たらもうあまり気にしませんが…
スタートを切るといつもより出遅れ具合はマシで、馬群の後方という程度に収まります。
無難に道中を進めポジションを上げ、手ごたえも良く見えましたが、勝負どころでは一杯になってしまいますが、無事完走して9着に入りました。置き障害ばかり走ってきて大障害コース初めてですので、完走しただけでも立派です。

陣営のコメントは以下の通りでした。
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20/12/26  高橋文厩舎
26日の中山競馬ではゆっくりとしたスタートで後方からの競馬。前半はじっくりと進めつつ障害飛越をこなしていき、後半から徐々に仕掛けてポジションをあげていったが、最後は伸びがなく9着。

「チャレンジしようと決めて準備をしっかりとしたうえで臨みましたが本当に不安でした。やってきたことへの不安ではないのですが、やはり大障害。力尽きて大けがを負ったり、命まで燃やし尽くしてしまう馬も出てきてしまうレースでもあるので、何より無事にということを願っていました。それだけにケイブルも蓑島も本当によく頑張ってくれたと思います。中山は1戦だけ経験していましたが、その時の飛越を見返しても下手でしたし、そのころよりも今はだいぶ上達してきたとはいえいきなり中山に戻して、しかも大障害レースという形で、実質的に初めてのチャレンジみたいなものでした。それでいて思っていた以上に飛越を上手にこなしてくれましたね。右回りになってからは右手前が多く、最後はさすがに一杯になったようでした。斤量63キロという経験もありませんでしたし、さすがに疲れたのでしょう。結果を出すことができればベストでしたけれど、今日は頑張った人馬を褒めてやってください。そして我々もしっかりと労ってあげたいと思っています。上がりの歩様は問題なさそうではありますが、さすがに疲れるでしょうし、しばらくは楽をさせながら見極めていこうと思います。会員の皆さん、ご声援いただきまして誠にありがとうございました」(高橋文師)

障害初戦こそ中山コースを経験しましたが、その時の飛越から次走より障害が高くない新潟・中京戦に専念する形を採ってきました。前々走で待望の障害戦初勝利を挙げると、勢いそのままに臨んだ中京の舞台で行われた阪神ジャンプSでは2着と好走してくれました。障害飛越という点ではだいぶ上達しているとは言えまだこれからとも思える状況のなかではありましたけれども、限られた機会なのでチャレンジしようと日本の障害馬ナンバーワン決定戦と言っても過言ではないレースへ向かいました。正直に言うと不安のほうが圧倒的にありました。かなり厳しいコースであるがゆえに力尽き果ててしまう馬を見てきたからです。それだけに今回はとにかく無事に回ってきてほしい。それに加えてもしチャンスがあるのであれば…と願う気持ちで送り出しました。勝負どころで押し上げていこうとする姿を見たときには力が入りましたが、さすがに甘くはなかったようで最後は脚色が一杯になってしまいました。それでも無事に帰ってきてくれたことが何よりです。今日の大一番の経験は今後において大きな武器になるはずで、来年も元気に、そして、素晴らしい走りを見せてくれることに期待をしたいと思います。おそらく傷などもつくってきたことでしょうし、疲労も大きいでしょうから年明けまでゆっくりとしてもらいながら状態を見極めていき、今後に備えていければと考えています。
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長いコメントが胸を打ちます。
最近の充実ぶりを見て、掲示板くらいは期待してしまいましたがさすがに壁は高い。
しかし出走表明から1か月余り、本当にわくわくさせてくれました。どうもありがとう!
来年も頑張りましょう。

2020年12月25日金曜日

今週の愛馬近況

今週は、26日の中山10レース中山大障害(JG1 芝4100m)にケイブルグラムが出走。
当方としましては4年半ぶりのG1です、また出られるとは思わなかったので感無量。
今回も出遅れて最後方からになると思われますし、マイペースに進めて後はどこまで上がっていけるかですね。頑張れ。

その他、今週の近況。
ケイブルグラム
20/12/23  高橋文厩舎
23日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒2-53秒5-40秒5-13秒3)。「先週のスクーリングは木曜日に行ってきました。バンケットを何往復かして、ちょっとした障害も飛ばせて場所には慣らすことができています。蓑島と相談した結果、最善を尽くそうということでレース前日にも中山へ行って再度スクーリングする予定にしています。先週はその影響もあってか右腰に張りが出ていましたのでしっかりとケアを行う期間に充てました。そして週明けの昨日、坂路に入れて大きく動かすようにしたところ、蓑島の言葉を借りれば、かかってはいないけれど唸る行きっぷりを見せていましたね。最後だけじわっと伸ばしたことでいい具合にガスが抜けてくれたようで、今朝行った追い切りでは喧嘩することもなく程よく気持ちが乗っていました。最後も軽く放す程度でじわっと伸ばせていましたし、良い調教を行えたと思います。今回は調整期間を長く頂きましたし、早めにつくってきて最後は疲れを残さないことがテーマでした。これまでの障害とはわけが違うので余力、活力がないととても対応できないでしょう。どこかでへこたれるかもしれないと思うところもありましたがそれもなく、入ってきてから上昇曲線を描きながら調整を進められましたし、今日の調教後の獣医チェックでも目立って気になるようなこともないようでしたので、いい状態でレースへ向かうことができると思います。年齢は重ねているものの、ようやく良くなってきてまだこれからとも思える馬ですから、今回の経験が今後に活きるものになってほしいです。大舞台にチャレンジするのですからもちろんいい結果になってくれればと思いますが、今回は無事に走り終えてくれることが一番なので、皆さんも応援よろしくお願いいたします」(高橋文師)
26日の中山競馬(中山大障害・芝4100m)に蓑島騎手で出走を予定しています。


グローブシアター
20/12/23  角居厩舎
23日は軽めの調整を行いました。
「今朝は坂路で普通キャンター程度の調整を行っています。跨がった助手によると、オンとオフがはっきりしていて、しっかり集中できているし、雰囲気はとてもいいとのこと。ソエも落ち着いているので、今後についてはジョッキーとも相談をして中山新春JSあたりどうかという話をしているところです」(酒井助手)


トゥザフロンティア
20/12/19  NFしがらき
19日にNFしがらきへ放牧に出ました。
20/12/22  NFしがらき
軽めの調整を行っています。
「こちらに到着後は、馬体に異常がないことを確認し、角馬場でのフラットワークなどをこなしつつ本格的な調教に備えています。今のところは大きな問題はなさそうですし、今週後半から坂路調教も開始していきます。馬体重は540キロです」(NFしがらき担当者)

2020年12月19日土曜日

今週の愛馬近況

トゥザフロンティアは放牧に出すとのこと。長い放置から中一週で続けて使ってまた放牧とは本当にテキトーな扱いですな。この厩舎がパッとしなくなったのも解ります。

その他、今週の近況。
ケイブルグラム
20/12/16  高橋文厩舎
16日は軽めの調整を行いました。
「先週は実質1週前の本追い切りのような形で行っておいたので今週は障害練習メインの週に充てていて、じっくりと体を動かしています。いい意味で変わりなく来ることができていますし、背腰を中心に体のケアもしっかりと施しておきます。蓑島と相談して、一応今週中に一度中山へスクーリングしに行く予定にしています。本格的に飛ばせたりするのではなく場所見せメインになりますが、大竹柵などあまりの高さに驚いて躊躇することのないように、良く見せてもらって本番の準備をしておきます」(高橋文師)
26日の中山競馬(中山大障害・芝4100m)に蓑島騎手で出走を予定しています。


グローブシアター
20/12/16  角居厩舎
16日は軽めの調整を行いました。
「先週の競馬は、ジョッキーに聞くと、『2コーナーで外に出して上がっていくところまでは良かったが、そこからもう一度ハミをかけ直したら気が抜けてしまい、ギアが上がりませんでした』とのこと。返し馬からかなり気合いが乗って雰囲気は良かったそうなのですが、いい結果にならず申し訳ありませんでした。レース後はこの年齢ですがちょっとソエっぽい感じもあるので、治療をしつつ調整を進めていきます」(酒井助手)


トゥザフロンティア
20/12/16  池江厩舎
16日は軽めの調整を行いました。
「先週の競馬は申し訳ありませんでした。馬体に傷んだ感じはないのですが、レース後はちょっとしんどそうな様子でしたし、今のところは無理せずリフレッシュ放牧に出す方向で考えています。なかなか思うような競馬ができていませんので、次走については条件も含めてまた検討していきたいと思います」(池江師)

2020年12月14日月曜日

グローブシアターとトゥザフロンティアが出走しました。

グローブシアターが、12日の中京5レース障害オープン(芝3300m)に出走しました。

前走の勝ち方から1番人気に推されます。
レースでは道中前に行ったり後ろに下がったりとポジションが定まらず、ラストでは上がっていくも、伸びが鈍って5着に終わりました。
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20/12/12  角居厩舎
12日の中京競馬ではスタート後に先団につけるも、スタンド前で中団あたりまでポジションを下げる。3コーナー手前から押し上げを図り、前の馬たちを射程圏に入れて直線に向かうも追って伸び切れず5着。

「少しペースがスローだったのかもしれませんが、道中は思った以上にチグハグな競馬になっていたようでした。今日は阪神競馬場に臨場しており、まだ現地からの報告を受けていないので詳しいことは分からないのですが、まずはレース内容を精査し、今後については馬の状態次第で決めていきます。いい競馬とならず申し訳ありませんでした」(角居師)

障害デビュー戦の前走が強い内容の勝ち方でしたし、昇級戦のここでも引き続き期待を持って送り出したのですが、残念ながら伸び切れず人気に応えることができませんでした。ただ、今日が障害2戦目ということでまだキャリアの浅い馬でもありますから、経験を重ねつつ上を目指していければと思います。この後はトレセンで馬体をよく確認してから検討していきます。
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期待していただけに残念……。とはいえ、数か月前には絶望感しかなかったのでちょっと贅沢な話かもしれません。次はまた頑張りましょう。

続いてトゥザフロンティアが、13日の中山10レース常総ステークス(芝1800m)に出走しました。
1枠1番を引いたにもかかわらずスタート後に中団に控えて、4コーナーでは外をぶん回し。
全然伸びもせずに9着に終わりました。騎手は何にも考えてませんね。

陣営のコメントは以下の通り。
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20/12/13  池江厩舎
13日の中山競馬ではスタート後に控えて道中は中団の位置取り。脚を溜めて直線勝負に臨むが、追ってから前との差は詰まらず9着。
「前走はゲートを出てすぐ躓いてしまったのですが、今日は発馬から悪かったですし、その後も行き脚がつかずになかなか進んでいきませんでしたね…。『決してバテているわけではない』というジョッキーの話でしたから、距離ではないと思いますし、まだ良化の余地があるということなのかもしれません。それでも前走時より馬は確実に上向いていましたし、なんとか巻き返していければと思います。今日は申し訳ありませんでした」(池江師)

休み明けを一度使って前向きさが出てきていましたし、昨年勝ち星を挙げた中山で変わり身を期待しましたが、なかなか進んでいかず直線も目立つ脚は使えませんでした。大型馬だけに使いながら良くなってくるはずですし、次走で前進を見せてもらいたいと思います。
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このままの現状では厳しいと思いますが、去勢、距離短縮、ダート……など、変化をつける要素はまだあるかと。

2020年12月11日金曜日

今週の愛馬近況

今週は、12日の中京5レース障害オープン(芝3300m)にグローブシアターが、13日の中山10レース常総ステークス(芝1800m)にトゥザフロンティアが出走。
両馬とも、これが今年最後のレースになると思われますので、いい形で締めていただければ……。

その他、今週の近況。
ケイブルグラム
20/12/9  高橋文厩舎
9日は美浦南Wコースで追い切りました(67秒2-52秒9-39秒6-13秒0)。「先週までは坂路メインで調整していましたが、今週はコースにしました。来週は飛越を含めた障害主体の調整にしようと思っていたので、通常で言う1週前くらいの感覚でコースでしっかりとやりたいと判断したんです。昨日は坂路で1本いいキャンターを行い、今朝は角馬場でじっくりと動かした後、蓑島を背にしてウッドチップコースで単走追いを行っています。動けていましたし、追い切り後の状態を確認しても今のところダメージはなく、順調すぎて却って心配してしまうほどですから、気を引き締めてこの後の調整にあたっていきます」(高橋文師)
26日の中山競馬(中山大障害・芝4100m)に蓑島騎手で出走を予定しています。


グローブシアター
20/12/9  角居厩舎
9日は栗東CWコースで追い切りました。
「1週延ばして調整してきましたが、その分じっくり動かせて気配は上向いています。今朝はCWコースで追い切っていますが、乗った高田騎手も申し分のない動きだと言ってくれましたし、不安のない状態に仕上がったと言っていいでしょう」(酒井助手)
12日の中京競馬(3歳上障害OP・芝3300m)に高田騎手で出走を予定しています。


トゥザフロンティア
20/12/9  池江厩舎
9日は栗東坂路で追い切りました(54秒1-39秒0-24秒9-12秒2)。
「お伝えしたとおり今週の競馬に使うつもりで、今朝坂路で追い切りを行いました。ほぼ馬なりでラスト1ハロン12秒2という計測でいい動きでしたし、一度使って体も締まってきましたね。今回は1800m戦になりますが、中山は昨年勝っているコースですから、あとは最後までしっかりと集中して走ってくれればと思います。鞍上は関東の石川騎手に依頼をしました」(池江師)
13日の中山競馬(常総S・芝1800m)に石川騎手で出走を予定しています。

2020年12月5日土曜日

今週の愛馬近況

今週のイルミネーションJSを予定していたグローブシアターは、回避して中京のオープンにスライド。
これはこちらも望むところです。
トゥザフロンティアも続戦、1800なのはアレですが中山は合うので少しでも前進してくれれば。

その他、今週の近況。
ケイブルグラム
20/12/3  高橋文厩舎
2日は美浦坂路で追い切りました(54秒5-39秒0-25秒2-12秒7)。
3日は軽めの調整を行いました。
「今週も蓑島に乗ってもらって角馬場でじっくりと乗った後に坂路へ移り1本目を普通に乗り、2本目を単走馬なりで登って時計を出しています。まだ7分くらいの感じ、じわじわと上げてきているところですよ。強い調教を行った分だけ背腰にそれなりの変化を見せますが、ケアをしっかりと行いながら調整してきていることでトモの張り感などを見ていると良くなってきているなと思えますね。その点だけで言えば今週でもいい勝負をすると思えるくらいになってきていますが、目指しているのは何といっても大障害です。ここからさらに上げないといけないレースですからね。実際、心臓の鳴りを聞いているともうワンランク、ツーランク上げないとという思いもあるので、あと3週間、じっくりと乗り込んで仕上げていきます」(高橋文師)
26日の中山競馬(中山大障害・芝4100m)に蓑島騎手で出走を予定しています。


グローブシアター
20/12/2  角居厩舎
2日は栗東坂路で追い切りました(57秒7-41秒9-26秒9-13秒2)。
「イルミネーションJSを考えて進めていましたが、先週末の調教でもうひとつ物足りなさを感じたため、少しでも不安のある状態で一気に距離も延びる中山まで連れて行くのは良くないという判断で登録は見送らせていただきました。もともと硬さの出やすいタイプでもあるので、そのあたりのケアもしっかり行い、今朝は坂路で14-14程度の時計を出してみました。これで来週1本やれば問題ないだろうということで、来週中京にあるオープンの障害レースに向かう予定です。昇級戦でどれだけやれるか見たいと思います」(酒井助手)
12日の中京競馬(3歳上障害OP・芝3300m)に高田騎手で出走を予定しています。


トゥザフロンティア
20/12/2  池江厩舎
2日は軽めの調整を行いました。
「先週の競馬は申し訳ありませんでした。レース後は軽い調整で様子を見ていますが、走り切ったという感じでもないので元気いっぱいですし、脚元など馬体にダメージも見られません。これならばすぐ競馬に使っていけそうですから、早ければ来週の中山を目標にしていくつもりです」(池江師)
13日の中山競馬(常総S・芝1800m)への出走を視野に入れています。

2020年12月1日火曜日

トゥザフロンティア、2020年二戦目。

トゥザフロンティアが、29日の阪神10レース立雲峡ステークス(芝1600m)に出走しました。ケガもしてないのに、ようやく今年二戦目とは……
長らく間が開きましたが、体重は+2と微増程度で収まりました。
スタート後は行き脚が付かず中団後ろから、直線を向いても大して足は使えず、なんとシンガリ負けに終わりました。

陣営のコメントは以下の通り。
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20/11/29  池江厩舎
29日の阪神競馬では道中は中団からレースを進めるが、直線で追い出してから伸びを欠いて11着。

「ゲートを出て躓くような格好になってしまったのが痛かったですね。それに当日の馬体を見てもまだ重たい感じがしましたし、いかにも久々というような気配でした。ただ、ジョッキーも言っていましたが、ここを使ったことでまた変わってきてくれるでしょうから、次走での上積みにも期待したいと思います。今日はいい競馬とならず申し訳ありませんでした」(池江師)

しっかりと乗り込んでひとまず態勢は整ったと思ったのですが、今日は道中でうまく流れに乗れず、久々の影響もあってか反応もひと息でした。ただ、大型馬だけに実戦を使ったことによる上積みは大きいでしょうから、次は変わり身を見せてくれるのではないでしょうか。春以来のレースとなりましたし、まずは反動などないか馬体をよく確認していきます。
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レース1か月前から入厩したのに何してたんでしょうね……?
度重なるレース直前の熱発と放置で、馬が終わってしまったかもしれません。