2013年10月4日金曜日

「オールカドカワフェア」で電子書籍を26冊購入。

角川関連会社9社の合併を記念し、「オールカドカワフェア」と題した電子書籍半額セールをやってたので、二十数冊ばかり購入してみました。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20131001_617590.html

ワンクリックで買えてしまうし、物理的に整理する必要もないのでついつい気軽に購入しすぎてしまいます。じつにいいカモですこと…。


買った本を分類すると
①、もともと興味があった本
②、定価ではどう考えても買わないが、半額でモノも増えないのなら…
③、すでに持ってたけど、電子書籍を買って紙の本は人にあげよう
に分かれますね。

で、買った本の内訳など見ていきますと…




・名勝負数え唄 -俺たちの昭和プロレス-  藤波 辰爾、 長州 力 

分類は②。こんなの半額じゃなけりゃ買いません。

対談(昔話)→藤波の回想録→長州の回想録→対談(将来の展望)という構成。
とにかく、藤波パートがつまらなくて「ああ…やっぱり藤波は(ry」とガッカリしますが、長州パートが文も内容も面白くて、こんなところでも藤波は踏み台にされております。

藤波の新日社長時代、長州のWJ(笑)と、両者の黒歴史にもきちんと触れているのでそこは読む価値あるかも?!

ちなみに藤波が、新日本プロレス社長として頑張っていた。と「自己申告」するあたりは、予想通りというか某円谷プロ元社長の暴露本を思い出させるトホホっぷり。


麻雀放浪記 1~4 阿佐田哲也


阿佐田哲也はすべて分類③、麻雀を覚えたばかりの学生時代に何度も何度も読み返しました。

麻雀を打つすべての人が読むべき、そして、どこに行っても疎外感を感じてしまう人にもぜひ読んでほしい小説。


・ドサ健ばくち地獄 上、下  阿佐田哲也


小説としての面白さは、麻雀放浪記よりもこちらの方が上だと思う。
物語の主軸にありながら、「あまりにもヤバすぎるギャンブル」のため、詳細が全く説明されない「手本引き」に対し、骨法(笑)、高専柔道(笑)なみに幻想が膨れ上がりまくっていたあの頃のわたくし…

「無尽」という、超タチの悪い共済システムを発案する、バーテンの滝がお気に入りです。


人として軸がブレている 大槻ケンヂ

歌じゃなくて、エッセイ集の方。分類は①で、これは正直ありがたい。

ここのエッセイで、かつて「リングの魂」にも出た酔拳の先生がなくなっていたことを知りました。
またひとつ、90年代が遠くなってしまった気分です。
酔拳vs極真空手は面白い戦いだったなぁ。酔拳弱かったけど。

ほかに「新興宗教オモイデ教」も購入。


・金田一耕助シリーズ  横溝正史

「犬神家の一族」「獄門島」「悪魔が来たりて笛を吹く」「八つ墓村」「女王蜂」を購入。
これで紙の本をけっこう処分できるな~。

ミステリ的にはイマイチでも、八つ墓村が一番好きですね。
「本陣殺人事件」あたりは、動機がちょっと…


不夜城  馳星周


馳星周の小説は↑の「酔いどれの墓標」が一番好きですね。
「佐山アキラ」というペンネームはやる気無さすぎ(笑) 


・魔少年  森村誠一


俗に言う「アンファンテリブル」もの。
子供の頃、じいちゃんの家にあったのを読んでトラウマになった過去あり(笑)
なんつー情けない過去だ。


山田風太郎ベスト


「虚像淫楽」と「夜よりほかに聴くものなし」を購入。
最近、親がやたらと山田風太郎にハマっているので、この辺を買い与えておこう…

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「電子書籍を買おう!」と普段思ってても、既刊だとブックオフの値段などが頭をチラついてなかなか購入に踏み切れないことが多いのですが、このくらいの値段(定価の半額)だと購入意欲が加速します。

ゆくゆくは、このくらいの値段が当たり前になってほしいものですな。