2015年5月15日金曜日

今週の愛馬近況

今週に入って突如、トゥザワールドが海外遠征の疲労で春全休、アンブリッジローズは骨折の疑い、アロヒラニの次走は鞍上が北村友一に…。など次々と悲報が舞い込んで今年最大の逆境を感じていますが、16日土曜の東京4レース未勝利戦(芝1600m)にパンデイアが出走します。


「不完全燃焼に終わったレースの後に連闘or中一週と、間隔を詰めて使う」、加藤厩舎のよくある失敗パターンですので不安感はMAX。
420キロしかない馬を中一週で使うと言うことは、この後まとまったお休みが必要になるでしょうから最悪の場合はこれがラストランになることも覚悟しています。
勝負の掛かったレースだけに、騎手はルメールと言う最高の布陣。
なんとしても勝ってください。


それでは今週の近況。
インペリアルマーチ
5/13  船橋・出川厩舎
9日は船橋競馬場ダートコースで追い切りました。13日は軽めのキャンター調整を行っています。「週末に4ハロンから54秒5の時計を出しています。本田正重が騎乗して単走で馬なりの内容です。この調子で徐々に体を絞り込んでいきながら競馬へ向かっていきたいと思いますし、状態面の向上にもしっかり努めていきます」(出川師)26日の浦和競馬(けやき賞・ダ1400m)に本田騎手で出走を予定しています。


アロヒラニ
5/13  久保田厩舎
13日は美浦南Pコースで追い切りました(67秒2-52秒0-37秒9-13秒4)。
「先週はまだトモの感じがしっくりしきれていない印象だったので、調教を積んだ分今週どのくらい変わっているかを確認したいと思っていました。追い切り後も入念に乗り込んできて今朝再び追い切りをかけています。ポリトラックコースでの併せ馬で、外目を走らせて終いを伸ばしましたが、動きはまずまずだったかなと思えましたね。身のこなしは先週より上向いていそうな感触でしたし、少しずつ上がってきているように思いますよ。あくまでも今後の仕上がり具合になりますけれど、この調子ならば来週の京都に組まれている芝の2400m戦を考えてもいいかもしれませんね。ダートという選択肢をまったくなくしたとまでは言えませんが、芝の2400mで、しかもハンデ戦というのは魅力的かなと思いますから、今回はそこを本線に考えるつもりです。G1の裏のなかでまず乗ってくれていた藤岡佑介に声をかけたのですが、どうも先約か何かで乗れないみたいなので、今回は北村友一で調整しています」(久保田師)
24日の京都競馬(烏丸S・芝2400m)に北村友騎手で出走を予定しています。


ピグマリオン
5/12  NF天栄
障害練習と周回コースでキャンター調整を行っています。
「障害練習とキャンター調教を、状態を見ながら取り入れています。悪いとまでは言いませんが、気性的なまとまりがもう少し欲しいですし、ベースの底上げをもっとしていきたいというのが本音でもあります。今回はしっかりと造るようにしたいですし、お時間をいただければと考えています」(天栄担当者)


アンブリッジローズ
5/13  国枝厩舎
「レース内容を見るとどうもピリッとしないなと感じました。コースとの相性云々もあるのかもしれませんが、それ以上にポン駆けというか放牧明けがいちばんいいのかな、エネルギーをしっかり溜めてそれをしっかり出しきるタイプなのかな…と思っていました。それなので仕切り直そうと考えていたのですが、ちょっと膝が腫れっぽく通常より大きく見せています。歩様にはまったく見せていないのですが、念のために開業獣医に診せたところちょっと怪しいかもと言うことだったので、その後診療所の獣医にも診てもらうことにしたんです。それでレントゲンを撮ったところ、左膝のトウ骨遠位端と中間手根骨の間の部分に若干影のようなものが写っているように見えなくもないということでした。現時点で明確な骨折とは言い切れないけれど、膝の不安と考えた際に半年くらいは無理をしないで休養させる必要があると見てもいいのではないかという話でした。もしかすると時間が経って骨折といった類の診断になるかもしれませんし、申し訳ありません。そう考えると適性、調整過程よりもこの不安の影響もあったのかもしれません。当初は今日いったん放牧に出して夏競馬を考えようと思っていましたが、退厩日を延ばしてもう少し様子を見て放牧に出すことにします。天栄から北海道へ移動することになるでしょうから、改めて現地で診てもらい、方針を決めてもらうことになると思います」(国枝師)

5/14  NF天栄
14日にNF天栄へ放牧に出ました。タイミングを見てNF空港へ移動する予定です。


トゥザワールド
5/12  NFしがらき
軽めの調整を行っています。
「軽く動かしだしてから、遠征の負担が表面化してきた感じで、馬体も含めて全体的に疲れが見えてきました。状態次第では宝塚記念も、という話もありましたが、夏場に強い血統ではありませんし、着地検疫が明け次第北海道に戻した方がいいだろうという話をしているところです」(NFしがらき担当者)


パンデイア
5/13  加藤征厩舎
13日は美浦南Pコースで追い切りました(74秒7-57秒9-42秒3-13秒5)。
「先週いっぱいの様子を見ていてもあまり変わらないというか、へこたれている感じはありませんでした。メンタル的なことを気にはしていましたが、そういった不安も今のところは見せていません。そのなかでどのレースを考えていこうかと検討していて何レースか候補にはあがりましたが、一番いいジョッキーを押さえられたのは今週のマイル戦で、ルメールです。前走にしても、その前の中1週で臨んだ時も気持ちの面で少し繊細なところを見せてしまったのかなと思えたのですが、今日までの様子からは行けるかなと見ています。いちおう今朝は息をつくり気持ちも整えるためにポリトラックで15-15前後の調教を行いましたが、スムーズに走れていて悪くないかなと思えました。もちろん今週でなければダメということではないので必要であればスライドさせますが、ギリギリまで見て頑張ってくれるのではないかと思えれば、もう一回今週で行ってみます」(加藤征師)
状態を見極めてから判断するので予定が変わる可能性もありますが、早ければ16日の東京競馬(3歳未勝利・芝1600m)にルメール騎手で出走を予定しています。


ジュモートリステ
5/12  NF天栄
トレッドミル調整か周回コースでキャンター調整を行い、日によっては周回コースもしくは坂路でハロン15秒のキャンター調整を取り入れています。
「適度に15-15のキャンターを取り入れながらグッと上向いてくるように促しているところです。今朝は坂路に入れて15-15を行いましたが、動きを見ていてももうちょっとかな…と物足りなく感じるものでもありました。体の張り艶などは悪くないなと思えますが、競馬を考えて行くには少し良くしてからのほうが理想的ですね」(天栄担当者)


ベルディーヴァ
5/14  高野厩舎
13日は栗東坂路で追い切りました(58秒5-42秒0-27秒0-13秒3)。
14日は軽めの調整を行いました。
「水曜日は坂路で馬なり程度の時計を出しています。まだ15-15から終いを伸ばす程度で、意識的に抑えた調教メニューです。脚元などは落ち着いていて問題ありませんが、調整は馬の状態を見ながらじっくりと進めます。素質的に初出走でもいきなりから勝負になると思っていますし、番組などは目標を決めず、馬が仕上がり次第考えていくつもりです」(高野師)


ケイブルグラム
5/15  NF空港
馬体重:530kg 
現在は1000m周回ダートコースで軽めのキャンター2周半の調整を中心に、週3回900m屋内坂路コースをハロン18秒のキャンターで1本登坂しています。まだ調教が軽い分、うるさい面はありますが、ひとたび走り出すと集中して調教メニューに取り組んでくれています。馬体も一回り成長してガッチリとしてきましたし、休養期間が良い効果をもたらしたようです。今後は坂路コースでの時計を徐々に詰めていく予定です。


アウェイク
5/15  NF早来
馬体重:447kg 
現在はウォーキングマシンで1時間の運動の後、週3回は屋内周回コースでハロン20秒のキャンター2400m、週3回は屋内坂路コースでハロン14~15秒(うち週1回はハロン17秒)のキャンター1本の調整を行っています。継続して速めのところを行っていますが、馬体重が増加傾向にあることからも徐々に馬体に実が入っていることが実感できます。気温の上昇とともにいい成長を見せていることは間違いなく、今後も理想的な成長を促すためにも基礎を固めていくことに主眼を置いていきます。