2013年6月4日火曜日

J.J.F(ジェット・ジャガー・フェスティバル)

6月1日に、新宿ロフトプラスワンで行われた「大怪獣サミット15『J.J.F』(ジェット・ジャガー・フェスティバル)」に行ってきましたよ。
当日は同時刻に、阿佐ヶ谷ロフトでいつも行っている「脚本家ガチトーク」もありましたが、こんなタイトルを付けられてはこちらを選ぶしかありません…!(笑)



司会はいつもの木原浩勝さん、ゲストは佐々木勝彦さん(俳優・『ゴジラ対メガロ』伊吹吾郎博士役)
、これまたおなじみ中野昭慶さん(『ゴジラ対メガロ』特殊技術監督)。

第一部は佐々木さんへのインタビューと言う形で進行。ベテラン俳優さんの話は大概ハズレがない印象なのですが、やはりこの方も例外ではありませんでした。

この映画が初の主演作の佐々木氏。
「当初、三枚目でデビューしたのに東宝から次々と二枚目俳優が辞めちゃって…」という経緯だそうですが、祖父も父もゴジラ映画に出ている、まさにエリート一家。
「(戦時中の)防空壕で産声を上げた」という話から、

「アクションに定評のあった福田純監督だけど、、本人としてそれは本意ではなかった」
「本多監督は俳優に自由にやらせてくれるけど、ラブシーンだけは細かな演技指導が(笑)」
などなど、福田純監督がアクション撮るのがあまり好きじゃなかったというのは意外だなぁ…。

肝心の「ゴジラ対メガロ」については…
「予算がないのはすぐわかった。着るものが一着しかないし、出演者も少なくて…」
「女性キャラもいないし寂しいなぁ。自衛隊も(過去フィルムの)使いまわしだしね」(会場笑)
とのこと。まぁねぇ…

撮影時の思い出を聞かれると「この映画についてはそんなに無いんですよね」(会場失笑)
わりと淡々と進んでおわった模様。「とにかく寒かった」という程度で聞いてるほうも寒い訳ですが、
やっぱりジェットジャガーに関しては「ショボい」と感じたようです。まぁ当然の感性だと思う(笑)
防空壕で産声を上げた話から、現在メインのお仕事である声優の技術論まで幅広く楽しい話になりました。



第2部からは中野昭慶監督も参加。
「怪獣が動く時に、やたら土煙が上がるのはスピード感や重量感を表現する演出」とか
「(ジェットジャガーのデザイン公募で)子供はクレヨン持ったらまず原色を使うものなんだとわかった!」などなどいつものように中野節が冴えます。

話は面白いんだけど、一体どこまでホントなのかな~…
と思うのもこれまたいつもの事。

マニアに滅茶苦茶けなされながらも作り続けたことに関しては、中野監督を素直に尊敬してるのだけど、最近は再評価される機運もあって嬉しいことです。

司会の木原さん用に用意されたジェットジャガー帽子。写真撮られまくる人気っぷり(笑)


次回は、佐々木さんを再度迎えて「『メカゴジラの逆襲』フェスティバルやりましょう!」という形で締め。ほんとに実現するのかわからないけどそいつは楽しみですな。