2020年12月27日日曜日

ケイブルグラム、中山大障害9着完走。

ケイブルグラムが、26日の中山10レース中山大障害(芝4100m)に出走しました。
体重は+12、ここまで来たらもうあまり気にしませんが…
スタートを切るといつもより出遅れ具合はマシで、馬群の後方という程度に収まります。
無難に道中を進めポジションを上げ、手ごたえも良く見えましたが、勝負どころでは一杯になってしまいますが、無事完走して9着に入りました。置き障害ばかり走ってきて大障害コース初めてですので、完走しただけでも立派です。

陣営のコメントは以下の通りでした。
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20/12/26  高橋文厩舎
26日の中山競馬ではゆっくりとしたスタートで後方からの競馬。前半はじっくりと進めつつ障害飛越をこなしていき、後半から徐々に仕掛けてポジションをあげていったが、最後は伸びがなく9着。

「チャレンジしようと決めて準備をしっかりとしたうえで臨みましたが本当に不安でした。やってきたことへの不安ではないのですが、やはり大障害。力尽きて大けがを負ったり、命まで燃やし尽くしてしまう馬も出てきてしまうレースでもあるので、何より無事にということを願っていました。それだけにケイブルも蓑島も本当によく頑張ってくれたと思います。中山は1戦だけ経験していましたが、その時の飛越を見返しても下手でしたし、そのころよりも今はだいぶ上達してきたとはいえいきなり中山に戻して、しかも大障害レースという形で、実質的に初めてのチャレンジみたいなものでした。それでいて思っていた以上に飛越を上手にこなしてくれましたね。右回りになってからは右手前が多く、最後はさすがに一杯になったようでした。斤量63キロという経験もありませんでしたし、さすがに疲れたのでしょう。結果を出すことができればベストでしたけれど、今日は頑張った人馬を褒めてやってください。そして我々もしっかりと労ってあげたいと思っています。上がりの歩様は問題なさそうではありますが、さすがに疲れるでしょうし、しばらくは楽をさせながら見極めていこうと思います。会員の皆さん、ご声援いただきまして誠にありがとうございました」(高橋文師)

障害初戦こそ中山コースを経験しましたが、その時の飛越から次走より障害が高くない新潟・中京戦に専念する形を採ってきました。前々走で待望の障害戦初勝利を挙げると、勢いそのままに臨んだ中京の舞台で行われた阪神ジャンプSでは2着と好走してくれました。障害飛越という点ではだいぶ上達しているとは言えまだこれからとも思える状況のなかではありましたけれども、限られた機会なのでチャレンジしようと日本の障害馬ナンバーワン決定戦と言っても過言ではないレースへ向かいました。正直に言うと不安のほうが圧倒的にありました。かなり厳しいコースであるがゆえに力尽き果ててしまう馬を見てきたからです。それだけに今回はとにかく無事に回ってきてほしい。それに加えてもしチャンスがあるのであれば…と願う気持ちで送り出しました。勝負どころで押し上げていこうとする姿を見たときには力が入りましたが、さすがに甘くはなかったようで最後は脚色が一杯になってしまいました。それでも無事に帰ってきてくれたことが何よりです。今日の大一番の経験は今後において大きな武器になるはずで、来年も元気に、そして、素晴らしい走りを見せてくれることに期待をしたいと思います。おそらく傷などもつくってきたことでしょうし、疲労も大きいでしょうから年明けまでゆっくりとしてもらいながら状態を見極めていき、今後に備えていければと考えています。
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長いコメントが胸を打ちます。
最近の充実ぶりを見て、掲示板くらいは期待してしまいましたがさすがに壁は高い。
しかし出走表明から1か月余り、本当にわくわくさせてくれました。どうもありがとう!
来年も頑張りましょう。