2015年9月5日土曜日

ジュモートリステ、遠いハナ差。

ジュモートリステが、5日の新潟6レース3歳未勝利戦(芝1600m)に出走しました。
毎回、期待を裏切っているにもかかわらず今回も3番人気の支持を集めます。

そしてゲートが開くと前走、前々走に続いてまたしても出遅れ。こちらの期待を1秒も経たずに粉砕します。
腰が砕けながらも道中を見ていると、出遅れも致命的なほどではなくなんとか最後方を着いてまわりながら、直線は内からじっくり上がっていくとゴール手前ではグングン伸びて、抜け出したタピゴン(蛯名騎乗…)と並んだところでゴール!


「体勢は明らかに不利だな~…」と思いつつ祈りながら待ちますが、あっさりと確定。
勝ち馬にハナ差及ばずの2着に終わりました、出遅れなければ勝ってたでしょうなぁ。
あまりにも厚すぎるハナ差の壁となりました。



陣営のコメントは以下のとおり。
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9/5  田中剛厩舎
5日の新潟競馬ではスタートで行き脚がつかず最後方からの競馬。直線で内目からよく伸びたが僅かに及ばず2着。


「あとちょっとだったんですけどねぇ…。申し訳ありません。ゲートの中でもの凄くうるさかったということはなかったのですが、やや半立ちのような重心のかかり方をしていたし、ゲートが開いてスッと加速していけるような格好にならず後ろからになってしまいました。焦っても仕方ないのでジッと我慢して最後に賭けたんです。じわじわと伸びてきましたし、良かったのですが…。ソエっ気があるということでしたが、フットワークは軽くチクチクしたような気にする走りには感じなかったので厩舎の方々がよくケアしてくれていたのでしょう。あと少しのところまで来たように力があるのは確かなので、何とか勝ち上がってほしい馬です」(戸崎騎手)


「いや…悔しいです。正直に言うとスタートで遅れた時点で見ている僕の方の気持ちが切れかかったのですが、なんとか権利だけでもと思って見ていました。しかし、直線では段々と勢いがつき、まわりよりも伸びていて、ここまで来たら差し切れと声が出たものです。あとちょっとだったんですけれどね…。ゲート練習は先週にも行い問題なかったのですが、レース本番になると緊張してしまうのだと思います。ソエがあったので、芝がどうかと思いましたが、中間の雨で程よく湿っていたのは良かったと思うんです。反動が怖かったので理想はここで勝ち切ってお休みという形だったのですが、気持ちを切り替えて何とか最後のチャンスをモノにできるようにしっかりやっていきます。すぐにでも脚のケアに取りかかり、トレセンに戻り、必要と思えばすぐに焼くなどしてビッチリとケアを施して中山へ向かいます」(田中剛師)


スタートで遅れた時には心が折れそうになってしまいましたが、直線ではよく伸びてきました。勝ち馬はさらに内をロスなく立ち回っていたのでその差なのは確かでしょう。あれだけの伸びを見せていたのですから勝ち切って休ませてあげたかったのですが、力上位でまだまだ成長を見たいという気持ちを改めて感じさせてくれましたし、最後のチャンスに全力投球したいと思っています。もちろん、それにはレース後の状態が関係してきますし、しっかりと見極めた上でどうしていくか判断していきます。
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「僕の方の気持ちが切れ掛かったのですが」「スタートで遅れたときには心が折れそうになってしまいましたが」など、皆の気持ちがある意味ひとつになったわけですが、この重要な局面で出遅れとは、やり場の無い怒りを少しだけ覚えます。

生き残りラストチャンスのスーパー未勝利戦への出走件は一応得たわけですが、そこで主に組まれている条件は中山ダート1200か1800。
あと1戦ですから心静かに見守りますが、うーん…向かなさそう……。