2015年3月1日日曜日

パンデイアとピグマリオンが出走しました。

3月1日の中山競馬で、出資馬2頭が出走しました。
まずは5レースの3歳未勝利戦(牝馬限定、芝1800m)のパンデイア。
8枠15番というまたしても最悪な枠を引いてしまいましたがここまでの成績もあってか1番人気。
加藤厩舎お決まりの「目先の成績にこだわって詰めた間隔の出走」という、あまり成功例のないパターンでしたがこの馬に関してはさすがに「出遅れなければ勝てるんじゃないか」と思ってました。

注目のスタートは普通に出て「よし!!!」と声が出たものの、結局ポジションは中団より後ろになって道中を進みます。
外を回りながらポジションを上げていきますが、コーナーを回ることにはなんだか手応えがイマイチになり、直線も伸びず8着。



陣営のコメントは以下のとおりでした。
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3/1  加藤征厩舎
1日の中山競馬ではまずまずのスタートを切り中団やや後ろから進める。向こう正面からじわっとポジションを上げていき直線へ向かうが、追われてからの伸びがひと息で8着。

「ゲートは問題なく出てくれましたし、道中の走り、リズムに関してはいいなと思えるくらいだったんです。ですから、そのまま直線へ向かえれば楽しみだなと考えていたのですが、勝負どころにさしかかるとむしろ手応えに余裕がなくなってしまって…。枠的に外を回る形にはなりましたが、それにしてもの結果になってしまいましたし、跨がっていて気難しい面などを出しているようなことはなかったので余計に首を捻ってしまいます。人気をしていましたからきっちりと応えたかったのですが、申し訳ございません」(菱田騎手)


「う~ん、結果的には動ききれなかったですね。外枠もありますし、展開を考えて向こう正面からあげていきましたが、それからは5頭分外を回る形になりました。ただ、いざ追われてから反応しきれなかったあたりを見ても、現状では距離がやや長いのかもしれません。適性がないと言うよりも、こなせるだけの体力がまだ付ききれていなかったという感じなのだと思うんです。今日はもちろんいい結果を出そうと思っていただけに叶わず悔しいですが、悲観的には捉えないようにしています。この経験でまたひとつ力をつけてくれるはずです。最低でも権利を獲ると思っていただけに申し訳ありませんが、間隔のことや体力面の強化等も考えて、放牧に出してタイミングを見て再び競馬へ向かっていくことになると思います」(加藤征師)


前走の内容からここは勝ちたい一戦でしたが、残念ながら伸びきれませんでした。展開等の要素もあったでしょうが、現状ではまだこなせるだけの力が付ききれていなかったのかもしれません。悔しい限りですが、能力的には勝てるだけの馬なので、仕切り直してリトライしていきます。
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中山は向かなさそうですね。もう完全に焦点は「勝ちあがれるか」に移ったのでしっかり立て直して東京やら福島やらに備えていただきたい。



続いて中山最終レース、4歳上1000万下(ダート1800m)のピグマリオン。
6歳を迎えての初戦はダート1800mに。デビュー時の条件に戻りました。
人気は全くありませんが1枠1番、騎手は減量騎手。とあっては当然徹底した積極策が望まれた戦前。

いざレースを見てみると、なかなかの好スタートを切ったものの全く前に行かす気配はなくいつの間にやらポジションは後方に。
そしてそのまま後方でゴール。14着でした。

何をやりたかったのか全く解りませんが陣営のコメントは以下のとおり。
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3/1  加藤征厩舎
1日の中山競馬では思ったほど序盤に勢いをつけることができず中団を追走する。勝負どころや直線ではなかなか前との差を詰められず14着。

「ゲートの出自体は悪くないものだったので枠を考えても積極的に運びたかったのですが、外に張るような格好で加速していってしまい、外の馬たちに迷惑をかけてしまいました。そのこともあって体勢を立て直しながらで余計に理想の運び方ができませんでした。出して行ったこともあり道中は力んでしまいましたし、この馬のリズムで進めることができませんでした。終いにかけてもバテている訳ではなかったので、行くにしろ溜めるにしろしっかりと走らせてあげたかったです。大変申し訳ありません」(石川騎手)


「これまでの競馬と変化をつけるためにこの条件を使わせていただいたのですが、結果的にはこの馬のリズムで運ぶことができずにチグハグな走りになってしまいました。減量を上手く活かす狙いだったものの、申し訳ありません。クラスが上がって楽ではない面はあるものの、そうは言っても何とか結果に結び付けていかなければなりません。まずはトレセンで状態を確認してからにはなりますが、いろいろ考えながら次をどうするか決めていきます」(加藤征師)


前走までとは変化をつけてダートの中距離戦に挑みましたが、結果的にはスタートから流れに乗れず、また道中に力みが見られる走りでした。これまでの競馬からもいかに気難しい面を出さずに終いまで頑張れるかが鍵でしたし、その影響か最後は余計に苦しくなってしまいました。この後の馬のテンション面の変化はもちろん、硬い馬場を走ったこともあるので脚元などの状態をしっかりと確認していきます。
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騎手のコメントを意訳すると、まともに乗れるレベルに達してないってことですね。
自分で引っ張ってたし。

今回は無駄な出走に終わりました。これでまた放置されそうです。
もともとこのクラスでも上位に入っていたはずなのに、いつの間にやらここまで歯車が狂ってしまったことが残念で仕方ありません。