2015年2月27日金曜日

今週の愛馬近況

今日は、なによりもまず後藤騎手の訃報に触れなくてはならないですね。

先月、佐藤哲三の番組での対談を見たとき、後藤はなんだか雰囲気も言動も悲しげだったので気にはなっていましたが、こんな結末になるとは思いもせず。
再来週はジュモートリステに乗ってくれるはずだったでしょ、後藤……。


今週は3月1日に加藤厩舎の2騎、パンデイアとピグマリオンが出走。
パンデイアは出遅れなければ勝てる…!と思いたいですが、ここまで出遅れ率100%なので何とも言えません。



以下、その他今週の近況。トゥザワールドは輸送がうまく行ってよかった。
インペリアルマーチ
2/24  NF早来
トレッドミル調整を行っています。
「脚元の状態を引き続き確認していますが、まだ安定し切れていない状態なんです。もう大丈夫かなというところまでに回復して来たら乗りを含めた調教内容に変化をつけていく考えを持っています。現在は、最初よりはいいかな、少しは上げてみても問題なさそうなので、この中間よりウォーキングマシンからトレッドミルでの運動には切り替えているところです」(早来担当者)


アロヒラニ
2/24  NF天栄
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン15秒のキャンター調整を取り入れています。
「この中間も大きなトラブルもなく順調に来ることはできています。今回は条件変更も視野に入れてみることも検討してもらっていますが、こちらとしてはまずはしっかり乗り込み、いい状態で送り出したいですね。入れるタイミングは調教師に判断してもらうことになっていますが、来週か再来週あたりまでには移動することになるのではないかと思います」(天栄担当者)


ピグマリオン
2/26  加藤征厩舎
25日は美浦北Cコースで追い切りました(72秒0-56秒4-41秒2-12秒6)。
26日は軽めの調整を行いました。
「先週はポリトラックで追い切りをかけましたが、今週は馬の頭数も少なめで馬場コンディションも悪くなさそうな北のダートコースで追い切りを行うようにしました。前半はゆったり入って後半重点で動かしていますが、まずまずの動きを見せてくれており、悪くないかなと思える追い切りでした。時計は少し遅めではありますが、息などから競馬を考えるには悪くないだろうと思える状態でもありますし、予定通り今週のレースへ向かおうと考えています。いちおう芝の1800m戦にも登録させていただきました。あまり強い相手がいないメンバー構成であったり、少頭数といった状況にでもなるようならば検討してもいいのではないかと思っての登録でしたが、結果はそこまで魅力的と言えるものではなさそうでした。ダートはもちろんダメではないので当初からメインで考えていましたダート戦へ向かいたいと思います。前走までの内容を鑑みて1800m戦へ向ってみます。ウチの厩舎が2頭出しになるのですが、ピグのリズムでしっかりと走ってもらっていい競馬をしてくれたらと思っています。少しでもプラスになるようにと減量の石川くんで臨ませていただきます」(加藤征師)
3月1日の中山競馬(4歳上1000万下・ダ1800m)に石川騎手で出走いたします。


アンブリッジローズ
2/24  NF天栄
トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン15秒のキャンター調整も取り入れています。
「今週は月曜日に少し速いところを行っています。感じは悪くなくて、それなりに動かしていますし、順調に来ているように思いますよ。先週来場いただいた国枝調教師とも話をしましたが、少し目先を変えて長めの距離を使ってみてもいいのかもしれないと思います。得意の福島開催にいい番組もあるので、そのあたりも視野に入れて考えていくのもいいかもしれませんね」(天栄担当者)


トゥザワールド
2/26  豪州・カンタベリー競馬場
24日に日本を出国し、25日に無事カンタベリー競馬場へ到着しました。
「丸一日掛かりでしたが、支障もなくスムーズな輸送となりました。実際に経由地のシンガポールに到着したときも、昨晩20時にシドニーへ到着したときも、見せる様子は日本にいるときと何ら変わりないもので、一緒に輸送した先輩たちと比べてもどっしり構えていました。目的地であるシドニー近郊のカンタベリーへ着くまで輸送熱を出さずに問題なく過ごせたことは何よりで、到着後のカイバ喰いは旺盛、馬体減りもなし。頼もしい限りです。とはいっても輸送に丸一日費やしたこともありますし、普段とは違う異国の地での調整となるので、まずはしっかり馬の状態を確認したうえで進めていければと思います」(NF獣医師)

「火曜日に成田を出発し、シンガポールを経由して無事シドニーのカンタベリー競馬場へ到着したと聞いています。調教師もすでに日本を出発してオーストラリアへ向かっているところです。中山競馬場の検疫中は、70-40ぐらいの時計を出していますが、非常にいい動きだったようですよ。うちの厩舎からはワールドを含め3頭検疫に入りましたが、みんな競馬場での滞在ということで競馬に来たと勘違いしてややテンションが上がりがちだったのに、ワールドだけはどっしりと構えていたそうです。このあたりは2歳時から心身ともに大人びていたワールドならではですし、現地に行っても落ち着いて調整できるのではないでしょうか」(兼武助手)
4月11日のロイヤルランドウィック競馬(クイーンエリザベスS・芝2000m)への出走を目標にしていますが、前哨戦として3月28日のローズヒルガーデンズ競馬(The BMW・芝2400m)への出走を視野に入れています。


パンデイア
2/26  加藤征厩舎
25日は軽めの調整を行いました。
26日は美浦坂路で15-15を行いました(61秒0-45秒9-31秒1-15秒0)。
「前走の直後のイメージとしては中京のマイル戦あたりもいいかなと思っていましたが、あまりにも具合がいいのならば中山開催の牝馬限定戦も狙いたいと考えていました。それで、今週の競馬も視野に入れて様子を見ていました。幸い、大きなダメージはなく元気な様子を昨日までも見せていました。今朝軽く動かしてみていけると判断すれば今週、やや物足りないかな、もうちょっと時間をかけてからがいいかなと思えれば来週以降としようと考えていました。今週のレースへ向かうとなると中1週になりますし、今週ビッチリやる必要はありません。疲れを残しても意味がありませんし、走るのも走らなくなってしまいますから、その点に気を配って今朝は坂路で15-15くらいから少し伸ばすような調教を行ったんです。実際、身のこなしなどを見ていても問題なく、前回のように使ったからと言って変にイライラもしていません。雰囲気はいいので、これをいたずらに引っ張るのは却って悪くするように思いますし、タイトなスケジュールですが対応可能と見て今週のレースへの出走を決めました。前走直後に“Next Time!”と言ってクリスチャンが乗りたがっていたのですが、先に受けていた馬を断るわけにもいかないので乗れないということ。相当残念がっていました。乗せてあげたかったのですが、こればかりは致し方ありません。そのなかでどうしようかと考えていましたが、ウチの厩舎にもよく乗ってくれている菱田が中山に来るんです。たとえば中3週の中京のレースにしたとしても菱田をおさえていたくらいなので、彼で行こうと思います。彼はパンデイアがゲート入厩していた函館競馬場でも跨ってもらったことがありましたし、全く知らないわけでもありません。また、こちらの意図もしっかり理解してくれるので、大きな不安はないですよ。前回がフルに力を出し切れなかった印象なので、何とかいい競馬をしてほしいですね」(加藤征師)
3月1日の中山競馬(3歳未勝利・牝馬限定・芝1800m)に菱田騎手で出走いたします。


ジュモートリステ
2/25  田中剛厩舎
25日は軽めの調整を行いました。
「馬の状態を見ながら中1週か中3週の競馬、いずれにするか考えていましたが、やはり今回が2戦目と言うことを考えても何が何でも詰めることはせずに、間隔を空けることにしました。そのため先週までは軽めの調整に留めて今週から普通キャンター程度のところを乗り始めていますが、背腰などに疲れが見られることはなく、むしろ一度使って感触は良くなっていそうですよ。もちろんまだ完全にしっかりとは言えませんし、ちょっと頭が高くなりがちなところがあるのでネックストレッチバンドなどを用いてフォームをよりいいものへと変えられるように取り組んでいます。その効果もあるのか少しずつ頭の位置が下がってきてくれています。もちろん競馬などの環境になれば違うでしょうが、前走は粗削りながらも良さは見せてくれましたし、今回はよりいい結果を出せるようにしていきたいですね」(田中剛師)
3月14日の中山競馬(3歳未勝利・芝1800m)に後藤騎手で出走を予定しています。


ベルディーヴァ
2/24  NF早来
周回コースで軽めのキャンター1800mの調整を行っています。
「乗り出してから少し経ちますが、脚元の状態は変わりありません。ただし、怪我も大きなものでしたし、大事な箇所のものでしたから慎重に対応していかなければなりません。現在もこれまでと同じく周回コースに入れてじっくりと軽めのキャンター調整を行っていますし、ある程度安定するまではこのようなメニューをベースにしていき、少しずつ進めていきたいと思っています。馬体重は497キロです」(早来担当者)


ケイブルグラム
2/27  NF空港
この中間も順調に調整を積んでいます。現在は1000m周回ダートコースで軽めのキャンター2周半の調整を中心に、週2回900m屋内坂路コースをハロン17秒のキャンターで2本登坂しています。引き続き、同様のペースで乗り込んでいます。体調面は良好なのでそろそろ次の段階にペースアップできる感触は持っていますが、まだ体付きは幼いですし、能力だけで走っている感じもあるので、じっくり体力を高めながら進めていくことを検討しています。


アウェイク
2/27  NF早来
現在はウォーキングマシンで1時間の運動の後、週3回は屋内周回コースでハロン20秒のキャンター2400m、週3回は屋内坂路コースでハロン15~16秒(うち週1回はハロン17秒)のキャンター1本の調整を行っています。継続的にハロン16秒台の調教を課してきたことにより、馬体にメリハリがついて着実に力を付けている印象を受けます。しかし、トモなどにもっと実が詰まってくればキャンターの質はさらにあがってくるという手応えがあり、まだまだ奥深さを感じさせます。馬体に芯が通ればどれ程の走りを見せてくれるのか実に楽しみです。