2014年4月16日水曜日

大人のウルトラマンフェスティバル 「円谷英二 特撮の軌跡展」

4月2~14日まで、新宿の高島屋で開催されていた「円谷英二 特撮の軌跡展」を観にいってきました。
入るといきなり、円谷英二に届いた手紙や電報、勲四等の賞状(結構でかい)、日本海大海戦の画コンテや、毒蝮三太夫曰く「役者よりはるかに扱いがいい」かの有名なミッチェルの実物(!)などが、映画ポスターとともに展示してあり否が応にもテンションが上がります。それにしても物持ちがいいなぁ。


以降は、当時の居酒屋や旅館(ブレスト中)、科特隊基地を模したセットや、怪獣の展示がメインに。
いままで、ウルトラの展覧会は数多くありましたけれども、今回のはなんというかウルトラマンフェスティバルに近いイメージです。どなたかがツイッターで「大人のウルフェス」といった発言をなさっていましたが、かなり的を射ていると思います。


怪獣は総勢20体ほどの展示。最初にあったゴメスやペギラはかなりしっかり作ってあるものの、後に行くにしたがってだんだんウルトラファイトを思わせる造形およびくたびれっぷりに……。
中でもゼットンたるや「これ二代目でしょ?!」といいたくなる惨状です(笑)


展覧会の目玉のひとつである「悪魔はふたたび」の国立競技場セットは素晴らしいものでした。
隅っこにバニラもちゃんと居たし。
また、紹介には入ってませんでしたが、テレスドンが地上に出現するジオラマも展示にありますのでこちらも必見。


結局はQとマンに関する展示が大半で、セブンは申し訳程度の少なさですが、これと別に「セブン展」などやりましたからこれは仕方ないですね。
今後は、5月1日から大阪、7月30日からは横浜の高島屋で開催する模様。
入場料800円なので見て損はありません。


それにしても悲しいのは、展示物が全て撮影禁止ということ。
せめて巨大ジオラマくらいは写真に撮らせていただきたかった…。