2018年3月1日木曜日

名古屋超旋風「豆腐プロレスThe REAL 2018 WIP QUEENDOM」

昨年夏に行われた第一回のプロレス興行があまりにも面白かったので、2月23日に行われた「豆腐プロレスThe REAL 2018 WIP QUEENDOM」を観戦してきました。
場所は由緒正しい愛知県体育館。歴史ある会場にしては、席が広めで助かります。
早めに着いたので城など見学。このあと大規模工事が入るのですね。
※試合結果
https://www.wipofficial.jp/queendom/


以下、感想など。
第1試合:バード高柳・バトンかとみな・トルネードたつまきvsバブリー荒井・ケンドー松本・マッチ音葉
技にミスがあったりで、「あれ、生で見るとこんなもん…?」と一瞬思ってしましたが、光る部分にしっかり目を向けようと気分を切り替え。
マッチ音葉のウラカンラナは良かったです。前大会の第1試合には劣るが何とか合格点。
この顔ぶれではバード高柳がさすがの貫禄をみせて、マイクもGOOD。


第2試合:マイケル下口・エブリバディ奈緒vsグイグイ中西・ミラクルしづか
前回大会では攻めて良し受けて良しだったグイグイ中西、今回は憎らしいマイクパフォーマンスとヒールファイトに磨きが掛かりました。フィニッシュの流れもいいし、ミラノさんの煽りと共に上手く観客を乗せましたね。新人はエブリバディ奈緒のやられっぷりが光りました。良い試合。


第3試合:ストロベリー向井地・プロフェッサー田北・サックス古畑・MAX中井vsマッドドク宮崎・オッタマゲ マ・カツオ廣瀬・左上せいちゃん
箸休めの楽しいプロレス。
しかし、ドラマの錦糸町メンバーでレスラーとしてプレイできたのは結局、ロングスピーチ横山だけだったというのがなんだか悲しいですな。


第4試合:ディーヴァおだえりvsジャンボ佐藤
WIPインターコンチネンタル王座トーナメントと題してシングルが2試合。昔の全女で言うとオールパシフィックのようなもんですかね。前大会で動きの良かった二人なので期待してました。
出入りの激しさで見せられないシングルマッチだけに両者の力量が問われますが、ジャンボのパワーをディーヴァが徹底した腕攻めで抑える試合作り。フツーにプロレスとして見応えがありました

ジャンボ佐藤が前回の反省を活かして(?)「オーッ!」を連発していたのは高評価できます(笑)。今大会ベストバウト。


第5試合:コマネチ湯本vsヤバクネ谷口
トーナメントのもう一試合。今回のコマネチもアクロバティックな動きが圧倒的でした。
今回は「ムーンサルトプレスの自爆」にトライ。偉いなぁ…。
ヤバクネ谷口はフィニッシュに至る技の流れがスムーズだったのと、ドロップキックの打点が素晴らしい高さ。しかしマイクはもっと練習したほうがいい(笑)
間が少し気になるところはあったけど良い試合。


セミファイナル:ロングスピーチ横山・モーモー川本・グレゴリオ杏奈(アジャ・コング)vsクイウチ松村・ボイス山田・アンチスリップ真木子
プロが入ることでレベルが一気に上がることは前回も同じでしたが、この日一番の大歓声を受けた試合。全選手が輝きました。
リングを去ったユンボ島田のメイクで現れたボイス山田が、これまでの色物キャラを完全に払拭する大奮戦で場内は割れんばかりの山田コールに。
クイウチ松村のセントーンは、この日一番迫力があった技です。


メインイベント:ハリウッドJURINA・シャーク込山vsオクトパス須田・道頓堀白間
序盤は各人の特徴を出して良い試合になってたけど、乱入のくだりが猪木vsホーガンの長州並みに微妙すぎて観客が引いてしまった感がありました。それでもその後頑張って盛り上がりを取り返したのでみんな偉い!
各選手に対しては、、、
・JURINA→動きも悪くないし佇まいも良いんだけど、なんだか調子悪そうだった…。
試合後のマイクはイマイチ(笑)

・込山→メインに大抜擢もあまり印象を残せず。動きそのものは良かったので、もっと見せ場を作ってあげないと。

・須田→軟体ブリッジでS式バックブリーカーを無効化、鎌固めや卍固めなどの猪木…本職でも出来ないであろう軟体ムーブは健在。マイクパフォーマンスは在りし日の北斗晶を越えるほど上手く、まだまだこの選手を見たいです。

・白間→キャラが出来上がってる強みがあるし、選手としてもかなり上手い。タッグ屋さんとしては申し分ない働き。
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ベストバウトはディーヴァおだえりvsジャンボ佐藤
MVPはボイス山田(誰が想像しただろう…!)
ベストマイクはオクトパス須田ってところでしょうか。

終了が22時と遅いため、終わる前に離脱して行く人が結構な数いまして、横浜アリーナの女子プロオールスター戦での豊田真奈美と山田敏代の気分が少し解ったような気がします(笑)

さすがに初回の衝撃には及ばないまでも、とても面白い興行が見られて満足できました。
完全に第三弾ありきの流れになっているので、次回も行かなきゃなりませんね。