2014年7月13日日曜日

アンブリッジローズ&ピグマリオン、揃って賞金獲得

7月12日に、アンブリッジローズとピグマリオンの2頭が出走しました。

まずは福島8レース、3歳上500万下(芝2000m)に出走したアンブリッジローズ。
2番人気に推されましたが、ちょいちょい出遅れる馬に初来日の謎の外国人騎手。など不安もけっこうありました(笑)

そこそこのスタートを切ると、スッと好位置につけます。今までのこの馬に無かった展開…。
直線向いて、断然人気のダイワリベラルより先に仕掛けますが交わされ、後ろから来たナイフリッジにもハナ差捕まっての3着。



陣営のコメントは以下の通りでした。
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7/12  国枝厩舎
12日の福島競馬ではまずまずのスタートから前め5番手を追走。勝負どころでは下がってきた馬を交わすため、外へ回すロスもあったが直線では最後まで頑張りを見せて3着。

「いい形で上がっていけたので、これならと思って騎乗していました。しかし、肝心なところで前にいた馬が下がってきてしまい、進路を外に変えざるを得ませんでした。あそこがもう少しスムーズだったらと思うと悔しいですね。直線も頑張ってくれていましたが、理想はあと100m短ければ良かったです。最後は粘りきれませんでした」(エスポジート騎手)

「あそこまできたらせめてあと一つ上の着順がほしかったですね。悔しいです。とは言っても今日は北村が騎乗した馬も強かったですし、よく走ってくれたと思います。休養明けですが、馬は徐々に良くなってきていますし、成長が感じられますからこれからが楽しみです。ジョッキーも強気に乗ってくれて競馬の形も良かったですし、次に繋がる内容だったと思います。この後は明日にでも天栄へ放牧に出して、少しの時間でも心身のリフレッシュを挟んでから新潟開催あたりを一つの目標にしていければと思います」(国枝師)

勝ち馬は確かに強かったですが、もう少し勝負どころがスムーズであれば際どいレースができたと思うだけに残念です。ただ、馬はリフレッシュ効果もあって少しずつ良くなってきていますし、今日も実際にいい競馬を見せてくれました。次は一番いい結果を目指して、更に上を目指す走りに期待したいと思います。
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とにかくまずは、台風の影響なく良馬場でやれたのが一番。重になったらこの馬終わりですからね。
エスポジート騎手も意外に上手くて、新味を引き出してくれました。また乗ってくれ!

「中一週でもう一回福島!」と思ったので、次の目標が新潟なのはちょっと残念。
とは言え、このままでは1000万クラスに上がっても勝負にならなさそうなので、もう少し500万で力をつけたい。



続いて函館12レース、渡島特別(ダート1700m)のピグマリオン。
強い相手が揃ったものの、なんと9番人気!
常に1、2番人気の馬なのにバカにされたものですな。

道中は中団を追走。うーん、行きたくてもすんなり好位を取れないのかしら…?
直線では、特に不利も無くじりじり伸びて5着に。
上位には水をあけられたものの、掲示板確保です。

陣営のコメントは以下の通りでした。
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7/12  函館競馬場
12日の函館競馬では中団あたりを追走。ロスを少なくしながら立ち回り直線へ向かうとじりじりと脚を使って5着。

「前回より我慢ができ、いいリズムで走れていたと思います。枠もちょうど良く、まわりが速かったのをあの位置から運ぶことができ、悪くない形で競馬ができたと思いました。それだけに、勝負になると思っていたなか前へ迫れなかったのは厳しかったです。勝ち馬たちを見ながら進めたこともありますし、上位馬が強かったと言うことなのでしょうか…。ただ、競馬が上手にできればチャンスは来るはずです」(菱田騎手)

「前回のことを踏まえて対応し、今回のレースへ臨みましたが、道中の走りは悪くなかったと思います。いつもより位置は少し後ろになりましたが、流れも悪くなかったでしょう。勝負どころでまわりに囲まれる格好になっていた分、動ききれなかったところもあるのでしょうが、手応え自体はすごく良いとは思えないところから再びしぶとく伸びてくるあたりを見ると頑張って走ってくれています。力を見せてくれていますし、何とかまたいい結果を出したいですね。このあとは札幌を考えていますが、場所も変わりますし、中1週で続けて使った後なので、充電するようにいったん放牧に出してリフレッシュさせてから次へ向かうという形を取った方がいいのかもしれないかなと考えているところです」(加藤征師)

中1週の出走間隔での競馬になりましたが、コンディションをキープされていていい状態でレースへ向かえたのではないでしょうか。馬場が渋っていたこともあって時計も展開も少し速かったのでしょうし、苦しい戦いになったのかなという印象がありますが、勝負どころの手応えからすると直線のしぶとさは立派ですし、このように毎回頑張ってくれていればいつかチャンスはめぐってきてくれるのではないかと思います。今後についてはあくまでも状態を見たうえで在厩のままかいったん放牧を挟むかを判断することになるでしょうが、状態面に大きな問題がないようならば夏の札幌開催を目指していく予定です。
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アンブリッジローズもピグマリオンも、ハナ差で順位をひとつ落としたので、そこんとこは欲を言えば…。というのはありますが、どちらも頑張りました。

どちらも現在のクラスを勝つ力はあるので、あとはレースを使いながら好機が訪れるのを待ちたいですね。