2014年5月11日日曜日

アロヒラニ、鋭く伸びて待望の3勝目!

11日の東京競馬8レース、4歳上1000万下(芝2000m)にアロヒラニが出走しました。
久々の平場戦で、今までよりは相手も弱化。騎手もウィリアムズと万全の体制で、朝には2.5倍あったオッズが最終的には1.9倍に…。

レースでは逃げた馬が飛ばす中、中団より後ろで進みます。
コーナー入口から出口にかけては、前と左右を囲まれて「ああ、またか…」と嫌~な気分になりましたが、囲みが解けるのを待って追い出し、そこから鋭く伸びて3馬身半差の圧勝!!
これまでの惜敗続きを一気に吹き飛ばす爽快な勝ちっぷりで準オープンに昇格です。



あんまり言いたかないですが、外人騎手はやはり違いますね。
例えば大野だったら、「囲まれたところで早めに脚を使って末が甘くなる」なんてことが去年ありましたし。田辺だったら直線で横向いちゃったかも。




陣営のコメントは以下の通りでした。
---------------------------------------
5/11  久保田厩舎
11日の東京競馬では道中中団で脚を溜め、直線で前が開いてからは抜群の伸びを見せて優勝。

「昨年の東京開催では2度も跨がらせていただいて悔しい結果でしたし、今回こそはと思って臨んだ一戦でした。前半に少し行きたがる素振りは見せましたが、徐々に落ち着いてくれて、その後はしっかり我慢してくれました。直線では狭くなったシーンはあったもののそこでしっかり溜められましたし、行きたいタイミングでスペースができて、それからの反応は素晴らしかったですね。追ってから内にササるところがありましたし扶助は必要でしたが、それでいてあの切れ味ですからね。まだまだこれからが楽しみな馬です」(ウィリアムズ騎手)

「いかに真っ直ぐ走れるかがポイントでしたが、ちょっと内に行きたがるところはあったものの、ブリンカーの効果もあってか左右にふらふらするまでではなかったですからね。また、直線で蓋をされたときに馬を怖がるようなところもあったようですが、そこも我慢して凌いでくれましたし、最後はこれまでのモヤモヤを晴らすようないい脚を使ってくれました。ホッとしたと言うのが正直なところですが、まずはご声援いただきありがとうございます。ウィナーズサークルでは結構チャカチャカしていましたし、相変わらずのところはありますが、馬体などを見ていても年齢の割りにまだフレッシュに感じるくらいですから、本当にこれからの成長も楽しみですね。この後は状態を見ながらになりますが、目立った反動がなければ続けて使っていきたいと考えています」(久保田師

直線で窮屈になるシーンもありましたが、それでも最後は後続に3馬身半をつける完勝と言える内容でした。厩舎での調整が上手くいったことはもちろん、NF天栄の放牧時からいい流れを作れたことが大きかったと言えるでしょう。この後は状態を見ながらにはなりますが、続戦することも視野に入れていきます。
----------------------------------------
タイムは1.58.9、上がり3Fは34.7とじつに優秀。
これは東京コースでもう一回使いたいですね。
ダービー当日のむらさき賞か、6月下旬のジューンステークスまで待つのか…?

いずれにせよ、オープン入りが見えてきましたし楽しみは膨らむばかり。
ウィリアムズ騎手がまた乗ってくれると嬉しいです(それにしても、去年乗った時の事を覚えているとは)