2014年3月12日水曜日

クラシックカール引退

トゥザワールドの重賞勝利で沸き上がる一方、もう1頭の3歳馬クラシックカールが本日引退。
くっきりと明暗が分かれました。
以下は関係者コメント。

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3/12  引退
11日に坂路調教を行いましたが、その後の歩様が乱れたため検査を行った結果、右第3中手骨の骨折が判明しました。

「体力的に見てもまだトレーニングが必要かなと思えたのが、先週までの調教の様子だったので焦らず地道に進めていかなければいけないと考えていました。前脚はもちろんのこと飛節のほうにも疲れが溜まりやすいところがあったため細心の注意を払いながら接していくようにしていました。馬場のいい時の追い切りに備えて昨日は坂路を2本、無理のない程度に動かしていたのですが、その後の上がりの歩様が芳しくありませんでした。様子を見ていましたが厩舎に戻ると右前脚を軽く浮かせるようなしぐさを見せ、すぐに検査をしたところ、球節の外側の部分から斜め上に向けて亀裂が入った骨折が見つかりました。状態的に手術して固定する必要がありそうで、短く見積もっても未勝利期間内に完治して復帰するのは難しいという診断がおりました。牧場での評価も悪くなく、何とか形にしてデビューし、会員の皆様に喜んでいただければと思い取り組んでまいりましたが、このようなことになってしまい誠に申し訳ございません」(松山師)

非力な印象があり、体質的にもしっかりしてくるのは先々になるように見えた本馬でしたので、焦らず地道に取り組むようにしてまいりましたが、残念ながら11日の調教後に骨折を発症してしまいました。現役続行の道も探りましたが、状態が芳しくなく最短で見積もったとしても6ヶ月以上の休養の期間が必要という診断がくだってしまったことを受けて、松山将樹調教師と協議を行った結果ここで現役を引退して競走馬登録を抹消することになりました。なお、本馬に出資されています会員の方へは追って書面をもちましてご案内いたします。
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一度、頓挫してからは毎週毎週目を覆うばかりのコメントが続いていたので、引退の報が入っても
「やっぱりね…」と、最初に納得がありました。

厳しいのは承知で字面の良血さに賭けてみたのだけど、安い馬はやはり難しいなぁ~……。