2013年11月11日月曜日

トゥザワールド、黄菊賞圧勝!

11月9日の京都9レース 黄菊賞(2歳500万下 芝1800m)にトゥザワールドが出走しました。
この日の3頭出しのうち、すでに2頭がコケて全く露払いにならず、テンションダダ下がりのまま観戦…。

さて、今回1番人気はオーシャンヒーローに譲って2番人気に収まりました。
まぁ、向こうは新馬戦で9馬身(1.4秒)も千切ってるから仕方なし。


レースがスタートすると、先行集団を見る形で中団に付けます。
オーシャンヒーローがハイペースの流れを作りますが、トゥザワールドは道中インに貼り付きつつ、ガンガン位置取りをあげていきます。

4角ではすでに先頭に並びかけると、オーシャンヒーローをあっさり突き放し、追い込んでくるシャドウダンサーにも2馬身差をつける完勝。これは強い…!


ラップタイムは、
12.5 - 11.1 - 11.2 - 11.6 - 12.1 - 12.2 - 11.8 - 12.0 - 12.0
となかなかのハイペースで、これに楽々対応して突き放した内容には見るべきものがあります。

勝ちタイム1.46.5は、スズカマンボのレコードタイムを破るオマケつきですが、まぁ京都の異常高速馬場だから、これはなんとも言いがたいものがありますな。




関係者のコメントは以下の通りでした。
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11/9  池江厩舎
9日の京都競馬では好位の内々で前を見ながら進める。直線も内に進路を取り、半ばで追い出すとしっかりと伸びて優勝。

「前半、周りを見て内にスペースがあったので先行させました。リズム良く走れていましたし、いつでも動けるという手応え。直線、ちょっと前を閉められそうになったので早めに動いて主張していったのですが、それで脚が鈍るようなことはありませんでした。1番人気を見ながら追い出したら、素晴らしい反応を見せてくれましたよ。前走はじっくり進めて馬なり、今日は追ってからいい反応と、言うことありませんね。控えても先行してもレースができますし、とてもいい馬です。まだ緩さがありますから、これからがますます楽しみです。ありがとうございました」(川田騎手)

評判馬が集まり、注目度の高い一戦でしたが、好位でスムーズに進めて直線楽に抜け出し、レコードタイムで完勝。使いつつレース内容も良化しており、今後さらなる飛躍が期待できそうです。このあとはトレセンに戻って馬体を確認してから検討します。
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まあプロレスやらなんかで、アンダーカードで締まらない試合が続いても、メインイベントで一気に逆転の大盛り上がり、大成功!!なんてことは往々にしてあるわけですが、まさにそんな気分。


鞍上の川田騎手も、この勝利がちょうど通算700勝だった模様。おめでとうございます!
終始インベタで見事な騎乗でした。

来年の大舞台を目指してこのまま成長してほしいものです。