2013年2月3日日曜日

トライアンフマーチ 東京新聞杯3着

トライアンフマーチが、悲願の重賞制覇を目指して2月3日の東京新聞杯(芝1600m GⅢ)に出走。
すでに14回目の挑戦です。
長期休養を叩いて3戦目、斤量58キロからようやく解放されて56キロ、馬体重も-6キロと絞れてここはチャンス!!と気合も入りましたが…

今回、自分から騎乗志願してきたと言う横山典騎手。
差すか先行か、出方を注目していましたがスタートすると逃げるレッドスパーダのすぐ後ろ、3番手につけます。
前2戦は道中で激しく行きたがったのですが、今回は折り合いバッチリでさすが横山典!!



なかなか緩い流れのまま手ごたえ十分で直線に入りますが、逃げたレッドスパーダ、2番手のスマートシルエットがコーナーをタイトに回ったので前が壁になってなかなか開かず…
無理やりこじ開けて出てきたときには、クラレントがすでに抜けていました。
連れてこちらもグイッと伸びますが、後ろから来たダイワマッジョーレにもかわされてしまい3着。
うーん、残念!

パトロールフィルムで確認したら、本当に「こじ開ける」という表現がピッタリ。
クソッ!!前が開いてさえいれば…

とは言え、3年前はしのぎを削っていたリーチザクラウンやスマイルジャックの悲しい現状を見ると、まだまだ衰えないこの馬には本当に感謝ばかりです。獲得賞金もこれで2億越え!!

…だからこそ早く重賞タイトルがほしいのだけど(笑)

戦後コメントは以下のとおり(キャロットクラブの許可をいただいて掲載しております)
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2/3  角居厩舎
3日の東京競馬ではまずまずのスタートから道中は3~4番手を追走。直線をいい手応えで迎えたものの、スムーズに前が空かず、最後も詰め寄ったが3着まで。

「道中は折り合いもバッチリだったし、いい形で直線に向かうことができました。あとはスムーズに直線が開いていれば更に上の着順も狙えていたと思いますし、勿体なかったね。切れる馬ではないだけに、あそこで前に出てリードが欲しかったですね。勝てるだけの力を持っているだけに今日は本当に悔しいです。なんとか初重賞制覇と思っていましたが、期待に応えられず申し訳ありませんでした」(横山典騎手)

「道中は我慢が利いていたと思いますし、いい手応えで直線に向かえましたのでこれならと思っていたのですが、なかなか前が開いてくれませんでしたね。もう少しスムーズに抜け出せればという気持ちもありますが、他の馬も狙ってくるでしょうし、このクラスで上位争いするには余計に簡単にはいきませんからね。悔しい気持ちはありますが、内容は悪くなかったですし気持ちを切り替えなければなりません。この後はレース後の脚元を中心にチェックしてからですが、今のところ一度放牧に出してリフレッシュを図ろうかなと考えています。もちろん長いお休みにはしないつもりですが、気持ちが入りやすいところがあるので上手くガス抜きをして次走に向かいたいと思います」(角居師)

重賞制覇を期待して送り出した1戦でしたが、結果は最良のものとはなりませんでした。しかし、上位入線を果たしてくれているように力が健在なところは十分に見せてくれました。今後は脚元の状態をしっかり確認した上で予定を固めていきますが、次走こそは勝利の2文字を手にして完全復活を果たしてほしいと思います。
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今後の事を考えると、できればもう1つ上の着順がほしかったので残念ですが、復帰後3戦のうちで内容は一番良かったと言ってもいいかと思います。横山典さんにはこのあとも乗り続けてほしい!!

このあとは一息入れてマイラーズカップか、スプリングカップか?
出られるようなら高松宮記念も面白いかもしれません(賞金的に無理かな)

しかし騎手コメントの「切れる馬では無いだけに」とはちょっと不本意です(笑)
本来キレッキレの差し馬だったはずなんだけどなぁ…