2012年5月22日火曜日

オタク大賞マンスリーVol.2・R13

5月8日は秋葉原のワンフェスカフェにて「オタク大賞マンスリーVol.2」。

4月に「これからはココで毎月やります!」とぶち上げた直後にワンフェスカフェ閉店のお知らせ。
間が悪いったらないわ…

ワンフェスカフェに入ってるかき氷屋さんなんて、秋に開店して春に閉店というのはもうなんと申しますやら。
夏を迎えさせてあげたかったですねぇ。


イベントのほうは、一回目よりグダグダ感もなくまあまあ盛り上がりました。
放送終了後のほうが面白いのはいつものことですが…

出演は、宮昌太朗(司会)、前田久、志田英邦、野田真外(敬称略)
志田さんが出演するとトークが盛り上がりますね。
「雪歩のカードが出た嬉しさを考えれば、金を払うのなんて当たり前だよ!」発言には失笑しました(笑)
例の「コンプガチャ規制」の話があまりにも直近過ぎてあまり突っ込んだ話にならなかったのはやや残念。

次回開催は、どこの会場になるのでしょうか…



そして12日にも同じ会場で「オタク大賞R13・特撮を語れ!アキバヒーロータイム~ポロリもあるよ
まさにオタク大賞ウィークですな。
「R」もすでにシリーズ4年目。ロフト系列から離れて遠くに来たものです。

壇上メンバーで2000年以降の特撮を語り倒すという企画。特撮オタの当方としてはもちろん見逃せません。
出演は前田久(司会)、ガイガン山崎、四海鏡、高遠るい(敬称略)

一年ごとに年表を出して、作品ごとに語るというオタク大賞ではおなじみの方式。
「12年分あるのに時間足りないんじゃ…??」という当然の疑問も湧きあがります(笑)

とりあえず、印象に残った発言を1行2行出ながらまとめてみますと…

●2000年
仮面ライダークウガ
「コメディ系のメタルヒーローが続いて離れてたファンが戻ってきた」
「ファンは爆発と破壊に飢えてた!(会場笑)」

未来戦隊タイムレンジャー
「異色作」(主題歌とかw)
「戦隊ものは、(基本)同じ事ばっかりやってて動脈硬化を起こしやすいので時折変わった事をやる。タイムがちょうどその時だった」

上の2作品について
「新しいものが始まったな。という年」
「タイムパラドックスを絡めたストーリーで、精神年齢の低い奴が『みんな死んじゃえ』的な事を言って暴走するのが最後の敵になる。と言う、脚本家小林靖子の近年のテンプレートを形作った作品としても記憶されますね(会場笑)」
「(これまで二線級の扱いだった東映作品も)一気に垢抜けた年」

鉄甲機ミカヅキ
「僕らの大好きな雨宮慶太は、もう無理なんじゃないか!(会場爆笑)」
「牙狼での復活は胸のすく思いでしたね~」

※話の内容は、僕らのような特撮オタがいつも話してることと同様なので非常に共感できました!
雨宮慶太が売れる時代が来るなんて思ってなかったもんな~…
というか、ちょっと前にそんなこと言っても誰も信じてくれないだろうしねw



●2001年
仮面ライダーアギト
「クウガが切り開いて、アギトが次のレールを敷いた」
「海外ドラマみたいなストーリーのライダー、群像劇が(当時としては)衝撃的」
「アギトで築いたものがすべてその後のフォーマットに組み込まれている」
「今では地味な扱いになってしまってるが、クウガと龍騎に挟まれてるから…昭和ライダーで言うと、V3とアマゾンに挟まれたXみたいな存在(会場笑)」
「このころには、『井上敏樹を叩く』なんて文化は無かった!(会場爆笑)」

百獣戦隊ガオレンジャー
「武上さんの肩の力の抜けたヌルっとしたシナリオを楽しむ(笑)」
「怪人がわかりやすい、これぞ怪人(原付とかクリスマスとか)」
「戦隊らしさを取り戻した作品」
「パワーアニマルのおもちゃが、バンダイ的にとんでもない売り上げになった」

ウルトラマンコスモス
「ストレスがすごく溜まったんですけど、スタッフも溜まってるのかたまに爆発がある回は『嘘だろ?!』と思うくらい爆発がすごい(笑)」
「エピソードと怪獣のデザインが一致しているウルトラらしいアプローチをしたのは捨てがたいですが…まあ、怪獣は殺してナンボですよ(会場笑)」
「(怪獣保護は)シリーズ化した場合破綻せざるをえないコンセプトだった」

※当時の感覚からすると、ガオレンアギトは人気が非常に高くて、コスモスはちょっと…
といった印象でしたが、コスモスの人気が高かったというのは意外でした。
映画があんなに作られていたとは。
井上敏樹は、アギト終盤の展開ですでに叩かれてた記憶アリw


●2002年
忍風戦隊ハリケンジャー
(ハリケンジャーの名前が出た瞬間、会場笑)
アレですね!!
アレの話は後でやりましょう。龍騎の話だけしましょう(笑)」
デビルマンの年にやりましょう(会場笑)」

仮面ライダー龍騎
「クウガ、アギトと来て、(ここで)ライダーに別の色が入った」
「仮面ライダー王蛇で、東映の新しい悪役像を確立」
「龍騎を見たクリエイターの想像力で作られた作品がこの10年間結構あって、マンガ・アニメ畑ともに未だに龍騎の出涸らしみたいな作品でメシを食ってる奴がいる」
「小林靖子が、特撮脚本家としての名声を確固たるものにした作品」
(巻いてくださいの指示に)「この3年間だけです!この3年間は特別濃い!!

※ハリケンジャーのイジられ方は今の時期やむをえないのですがw
作品としては龍騎に劣らず素晴らしいと思います。
周りを見てても、「ハリケンジャーで戦隊に帰ってきた」人たちが結構多かった印象。
龍騎は平成ライダーの中で一番好きですね。まあ、いまさら言葉を足す事も無いのですが…
2002年はハリケンジャーと龍騎があって幸せな1年でした。
それにしても、「この3年間は特別濃い」な~。


まだまだ長いので続きます…