2017年5月30日火曜日

ケイブルグラム、ルメール騎乗で内容の濃い2着。

ケイブルグラムが、28日の東京8レース青嵐賞(芝2400m)に出走しました。
ダービーと同距離なので、馬場派からは毎年注目度の高いレース。ルメール騎乗もあってか意外にも2番人気に推されました。
スタートをスッと出ると、そのままスイスイと2番手で先行。普段は押しても叩いても動かない馬がいつもとは見違える行きっぷりです。

そのまま直線を向くと、1番人気のルックトゥワイスがすごい脚を使って千切りますが、ダラダラと粘って、迫るソールインパクトをハナ差押さえ込んで2着確保。

陣営のコメントは以下のとおりでした。
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5/28  国枝厩舎
28日の東京競馬ではまずまずのスタートから2番手に付ける。道中はそのままの位置を追走し、直線ではジリジリ脚を使っているが、勝ち馬の切れ味が上回り2着。

「ちょっとペースは速かったと思いますが、逃げ馬を見るようにいい位置で運べましたね。ワンペースなところがあって強い勝ち馬の切れにはやられてしまったけど、すごくスタミナがあって最後まで頑張ってくれましたよ。距離はもっと延びても対応できると思います」(ルメール騎手)

「一番いい結果を出せず申し訳ありませんが、勝ち馬にあの脚を使われてしまいましたからね。それでもゲートを出てしっかりと好位をキープできていましたし、速い時計の中でも上手に走ってくれているのは評価してあげたいです。こういう競馬を続けていければ必ずチャンスはあるはずですし、夏には降級する馬ですから、また頑張りたいです」(国枝師)

勝ち馬には強い勝ち方をされて悔しい限りですが、道中は積極的に位置を取りに行き、スムーズな競馬から終いまで脚を使っているように、自分の走りはしてくれたと言えるでしょう。この後はレース後の状態をしっかりと確認してから、どうするか慎重に判断していきます。
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ダービーでも思い知りましたが、この日のルメールは本当に神のごとく冴え渡っていました。
今回のケイブルグラム、個人的にはデットーリが乗ったイーグルカフェを思い出して日本人騎手の情けなさには呆れるばかり。目に見えて結果が出てしまってますからね。

それにしても勝ち馬は強すぎました、この降級直前の大事なところでこんな相手と当たってしまうとはツイてない…。
しかしそれよりも、とても良い内容だったこと、完全に適性がはっきりしたことの満足感の方が大きいです。
次は500万下に降級しますが、まずはしっかり勝って行きましょう。