2015年6月28日日曜日

パンデイアとアロヒラニが走りました

27日は、パンデイアとアロヒラニの2頭が出走しました。

まずは東京2レース未勝利戦(ダート1600m)のパンデイア。ジョッキーは戸崎。
他の出走馬の馬柱を見ると、やたら2着や3着が多くて相手が揃ったものの2番人気に推されました。
パワーも馬格もない馬の初ダートで不安のほうがはるかに大きかったのですが…。

スタートはそこそこ出て、先行集団のすぐ後ろで砂の掛からない外目を追走します。
「お、いい位置取れたな!」と思ったし手応えも悪く無さそう。
4コーナーで押し上げて直線入口あたりではいい脚で前に迫りますが、残り2ハロンから伸びがジリジリとしたものになってしまい、結果は3着。



陣営のコメントは以下のとおりでした。
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6/27  加藤征厩舎
27日の東京競馬ではまずまずのスタートから外目をスムーズに追走し、直線でも伸びているが勝ち馬らには届かず3着。


「初めてのダート戦ということだったのでより慎重に臨んだのですが、湿った馬場とはいえダートの感触は悪くなかったですし、上手に走ってくれたと思います。それだけに勝ち切りたかったので申し訳ない限りですが、終いは決して止まっているのではなく、上位もしぶとく脚を使っていましたからね。もう少しでも展開なり、メンバーなり噛み合えば勝ち負けできるはずです」(戸崎騎手)「初ダートがどう出るかわからない面はありましたが、スタート後にダートコースに入ってからの走りは悪くなかったですし、勝負どころでの手応えもありましたからね。前の馬が残る流れとはいえ、スムーズに運べたと思いますから交わせると見ていたのに、最後は芝と同じようなジリジリとした伸びになってしまいました。状態は良かったからキッチリと決めたかったのですが、申し訳ありません。芝にしろダートにしろ最後のワンパンチがほしいところですが、まだチャンスはあるはずですし、条件やメンバーなどいろいろ見ながら検討していきたいと思います。次に関しては福島かその後の新潟となるでしょうが、この中間は捻挫のケアをしながらでもありましたし、少し間を空けて新潟の方がよりいいパフォーマンスを出せそうかなとは考えているので、放牧を挟んでリフレッシュさせてもらうかもしれません」(加藤征師)


ダートに条件を替えて最後のもうひと押しを期待したいところでしたが、ジリジリと差を詰めて来たものの、上位を交わしきるまでには行きませんでした。芝、ダート問わずに安定して走れてはいますが、何とか先頭でゴールできるよう手を尽くしていきたいところです。この後については状態や次の目標次第でリフレッシュ放牧を挟むことも検討していきます。
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うーん、芝もダートも変わらない結果になってしまった。
今回はジョッキーも凄く上手く乗ってくれたし、湿った馬場が味方した面もあってこれでは…。

「次は新潟」とかそんな悠長なこと言ってていいんでしょうかね、残された時間も少ないのに。


続いて阪神メイン、グリーンS(芝2400m)のアロヒラニ。
前日からかなり雨が降り続け、ゴールドシップにぴったりの馬場。
「輝くまばゆい空」という馬名が表すとおり、重馬場は大の苦手のこの馬です。

それでも果敢に先行しますが、終始外を向いてモタレっぱなし。
直線ではズルズル沈んで15着のシンガリ負けとなりました。

陣営のコメントは以下のとおり。
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6/27  久保田厩舎
27日の阪神競馬では15着。
「スタートからうまく先行することができていたのですが、今日はある程度ペースが流れていましたし、さらには後続にも早めに来られたことでかなりタフな競馬になってしまいました。道悪はあんまり得意ではなく走りづらそうにしていましたし、特に馬場状態の悪い3~4コーナーではずっと右にモタれて自分のリズムで走ることができませんでした。もう少しキレイな馬場ならまた違ったと思います。申し訳ありません」(北村友騎手)


昨日までの降雨の影響からかなり馬場状態が悪くなっており、厳しい条件下でのレースとなってしまいました。もともとモタれやすいところのある馬ではありますが、今日のような馬場ではなおさら自分のリズムで走ることが難しかったようで、残念ながら最後は見せ場なく終わってしまいました。この後については脚元を含め馬体をしっかりと確認した上で検討していきます。
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敗因の多くは馬場に帰するものですので、あんまり語ることはないけれどもなんだか迷走し続けてますね。
今年はまだ良いところが無いので、次走は良馬場でピリッとしたところをそろそろ見せてほしいもんです。