2018年1月27日土曜日

ベルディーヴァ、ラストラン直前に引退。

引退期限が迫る中、ラストランを目指して調整中だったベルディーヴァですが、以前の故障箇所に骨折線が見つかり、残念ですが一足早く引退となりました。
競走成績は16戦3勝、2着2回3着1回4着1回5着2回。
獲得賞金累計は4601万円、募集額は2000万円なので回収率は230%でした。



陣営のコメントは以下のとおり
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1/25  引退
「こちらで乗り出してからも特に問題なく順調に来ていたのですが、今朝の調教後に歩様が乱れたため、レントゲン検査を行ったところ、以前骨折した右トモの球節部分にうっすらと骨折線が認められました。すぐに調教師に連絡をして状態を確認してもらったのですが、しっかりと負重できない状況でしたし、レースに向けて進めていくことはできないと判断しました。ラストランに向けて万全の状態で送り出したいと考えていましたが、このようなことになって申し訳ありません」(NFしがらき担当者)

「右トモをハ行したとのことですぐにNFしがらきへ見に行きましたが、傷めた直後とあってかなり気にしている様子でした。引退前になんとかもう1勝と思ってきただけに残念ですが、これだけの血統馬でこの後にも大切な仕事が控えており、レース中の事故でなくて良かったという気持ちもあります。昨年、縁あって声をかけていただいてから夢中で接してきました。皆様にご満足いただけるような結果ではなかったかもしれませんが、たくさんのご声援をいただきましたこと、またこのような素晴らしい馬を預けていただいたことを本当に感謝しています」(斉藤崇師)

ラストランに向けて順調に調整を進めていましたが、今朝になって以前傷めた箇所に骨折線が認められたとのことで、斉藤崇史調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。2歳夏のデビュー直前に骨折してしまい、勝ち上がったのは期限ギリギリのいわゆる”スーパー未勝利”。その後も長い休養を挟みましたが、新天地で芝短距離に転向してからはポンポンと勝利を重ね、前走は格上挑戦ながらオープン特別で3着と今が充実期と言わんばかりの活躍を見せてくれました。最後にもう一戦、そしていい結果をと思っていただけに会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
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重度の骨折で2回に渡る長期休養の末、壊し屋の高野厩舎から放り出され、完全に頭打ちになったところで脚に不安がある中、覚悟を決めて(?)の芝転向が7月末。それ以来半年間で5着1着2着1着4着3着と6戦してすべて掲示板確保、オープンでも通じる力を見せるなど素晴らしい成績を納めてくれました。
故障休養期間中は本当に更新を見るのが辛く、引退を望んでいたものですが、馬の能力を信じた陣営、なによりベルディーヴァ自身の頑張りには自分の不明を恥じるばかりです。

ここまで立て直してくれた斉藤崇史調教師には、本当に感謝の気持ちしかありません。
高野なんかに入らず最初から斉藤崇厩舎だったらなぁ…

現在勢いのある血統ですので、必ずいい仔を産んでくれることと思います。
お疲れさまでした!