夏に観た映画の感想など。
●パワーレンジャー
俺も世間も期待度低かったと思うんだけど、「ブレックファストクラブ」をヒーロー物に仕立てた素晴らしい青春映画の良作になってました。
しくじった元アメフトのスター(赤)、ハブられてるチアガール(桃)、LGBTのヒスパニック女(黄)、自閉症スペクトラムの黒人(青)、コンテナに住みつつ母を介護するアジアン(黒)と、メンバー全てが世の中から零れ落ちた者たち。展開のスムーズさも最高で、崖をジャンプ→水に落ちて秘密基地にたどり着く。あたりはとても感心しました。
空や海が違っても採石場は全世界共通!
しかしアメリカ人にとって、ブレックファストクラブってのはそこまで大きい存在なのだねぇ…
このメンツの続編を見たいけど、あまりヒットしてそうもないのでどうなるか…?
●ライフ
面白いけど、「今どきこれ?!」という古めかしさがすごかったです
●スパイダーマン ホームカミング
少年の挫折と夢と希望が詰まりに詰まった青春映画の傑作、とても温かい作品です。
インフレが続くMSUの中で、意図的に「小さい話」にしたのはとても好感が持てますし、近年のマーベル映画でも指折りの傑作。
パワーレンジャーに続いて青春映画としていいものができたけど、話題作の洪水でなんだか埋もれてしまった感が…。
●トランスフォーマー 最後の騎士王
ドラッギーな刺激の洪水だった前作と比べると、いまいちピンときませんでした…
●ワンダーウーマン
前半1時間がとてつもなく退屈で、コメディ的なシーンもなんだか滑ってて帰りたくなったけど、戦場に降り立ってからの跳ね上がり方は想像を絶するものがあった。
終盤はさすがにちょっとダレた感がありましたが十分満足できました。DCもようやくマーベルと遜色ないものができましたね。
しかしDC映画、あいかわらず気取った感はある(笑)
●エイリアン コヴェナント
リドリー・スコットもういいかげんにしてくれよ。
偉いのはダン・オバノンだった事がよくわかったよ。
●ダンケルク
かなり露骨なつくりなので、やりたいことはよーーーく伝わってくるけど、これは1ケルクで十分ですわ。