2016年6月20日月曜日

【クローバー】6月に観た映画【フィールド】

6月に観た映画の感想など少々。

●10 クローバーフィールド レーン
 
前作「クローバーフィールド」が大好きなので、「ダサさが極まったキャッチコピー」「今回は密室劇」「近所の映画館では上映してない」などの不安要素があったものの、タイトル以外の情報をほとんど入れずに見に行って来ました。(貼った動画も、先に見ても問題ないものを選びましたよw)

信頼性100%の女優、メアリー・エリザベス・ウィンステッド演じるミッシェルが主人公な訳ですが、あまりにも頭の回転と判断が速く、何でも出来てしまうスーパーヒロインっぷりを開始5分で一言のセリフもなしに映像だけで説明したのを見て、「この映画は間違いない!!」と確信しましたが、そこから尿意も感じることが無いほど緊張感最大のサスペンス映画となります。

終盤では、連続で訪れる絶望的に困難な局面をその場で手近にあるものを用い、神のごとき判断の速さでサクサクと対応していく様は、まさに女マクガイバーと言えましょう。
美人だし露出度も高いし最高だよね!

2016年も半分過ぎましたが、今年一番面白かった映画でした。
それにしても、アメリカ人はダクトテープと防水シート好きすぎ(笑)




●デッドプール
アメコミ無知な当方ですので、デッドプールの歴史とか知らず「なんか、スポーンみたいな話じゃね?」と見てて思いました。
殺し合いの最中も、ひたすら軽口を叩く様はアメコミヒーローでは珍しいかもしれないけど、日本では「コブラ」あたりですっかりお馴染みですな。

「醜い」ことが重要となってるデッドプールの素顔ですが、「このくらいならニキ・ラウダあたりと変わらないしさほど酷いわけでも…」とも思ってしまったよ。

続編あるのか解らんけど、今回は「デッドプール:誕生編」みたいなもんで場面は大きく分けて2つしかない小規模な事件。
どーでもいいけど、マーベル映画の連中は最近「クライマックスではデカいものを斜めに崩壊させればいい」と思ってませんかね?



●探偵ミタライ 星籠の海

ファンに対して大変優しく接してくれるナイスガイ、島田荘司先生ですから支援したいと思って義務感で見に行った訳ですが、コレが大変に面白かった!

複数の人間の意図、タイミングが絡まりあって出現する異常な現象と事件の構成、島田荘司らしいロマンと豪快さ(笑)が溢れてます。
邦画が苦手としている「映像で説明する」と言うのもなかなか上手で、これは映像ミステリの傑作と言えるんじゃないでしょうか。

予想通り興行的には苦戦しているようですが、よく出来ているので正当に売れてほしいものです。
次に繋げるためにも!