今週は、6日の中山9レース霞ヶ浦特別(ダート1800m)にピグマリオンが出走。
去勢後は4→3→2と着順をひとつずつ上げてきているので、このまま1着と行きたいものですね。
前に行って粘らせると評判のベリーに期待。
その他今週の近況。
●アロヒラニ
12/2 久保田厩舎
２日は美浦南Ｄコースで追い切りました（７２秒６－５６秒１－４１秒１－１３秒４）。
「早速先週から障害練習を始めているのですが、順調ですね。牧場で良いよと聞いていて、いざこちらで跳ばそうとすると止まってしまう馬も時々いたりするのですが、アロはそのようなこともなくしっかりとこなせています。石神も“これならそこまで時間をかけなくても試験のメドが立ちそう”と言っていたくらいです。今週は火曜日にスタンド前３つの障害を併せ馬で跳ばせたのですが、問題なくこなしています。今週の金曜日あたりにももしかしたらもう一度跳ばすかもしれませんが、順調ならば数週のうちに試験まで考えられるかもしれませんね。天栄でもそれなりに乗り込んでもらっていましたし、こちらもある程度しっかりと動かして都合がつくならすぐの競馬も考えられるように、今日は追い切りを行っています。併せ馬の兼ね合いなども考慮して今日はダートコースで追い切ったのですが、動き自体はまずまず。ただ、ちょっと硬めのダートの馬場が響くのか、深管痛のような感じで上がりの歩様はちょっとぎこちなかったので、しっかりとケアをしていきます」（久保田師）
●ピグマリオン
12/3 加藤征厩舎
２日は軽めの調整を行いました。
３日は美浦南Ｗコースで追い切りました（６８秒９－５３秒９－３９秒１－１２秒７）。
「今週が競馬ですが、日曜日の出走なので追い切りは今日行うことにしました。３頭併せで、ノンコノユメ、タケルアローという２歳馬、そしていちばん後ろがピグという隊列で進めて、終いに併せるようにしました。道中の行きっぷりは抑えるのに苦労するくらい、唸るほどのものでしたね。直線は先行する馬としっかり体を並べていましたし、良い調教ができたと思います。速い時計ばかりを求めず、質を求める調教で鍛錬を重ねてきていますが、ストライドも伸びてきてここに来てまた力をつけてきているのだと思いますよ。あとは競馬ですね。気を遣うところがある馬なのでうまく噛み合えば前回のように走ってくれると思いますが、そのあたりは実戦でうまく人馬ともに対応してくれるかどうか。トミーが乗れますし、持ち味を発揮してくれたらと思っています」（加藤征師）
６日の中山競馬（霞ヶ浦特別・ダ１８００ｍ）にＴ.ベリー騎手で出走いたします。
●アンブリッジローズ
12/2 国枝厩舎
２日は美浦南Ｗコースで追い切りました（５３秒８－３８秒６－１２秒８）。
「先週はダノンプラチナと併せましたが、今週はそのダノンプラチナが海外遠征に備えて検疫期間中に入ったため、また違ったパートナーと組んで追い切りを行っています。朝一番で小さい馬場を使ってまずじっくりと乗り込んで、制止させて精神状態の確認をしてからウッドチップコースへ入っています。併せる形で終い重点の追い切りでしたが、相手を待つ余裕もあり、仕掛けてからの脚取りもしっかりとしたもので良かったですよ。段々と印象も良くなってきていて、これならば来週の競馬はそれほど恥ずかしいことにはならないのではないかなという気もしています。もちろん久しぶりの出走になるのでそう簡単ではないでしょうから、引き続き気を抜かずにしっかり調整して、少しでもいい状態で臨めるようにしていきます」（国枝師）
１２日の中山競馬（３歳上１０００万下・芝１８００ｍ）に柴山騎手で出走を予定しています。
●ベルディーヴァ
12/1 ＮＦしがらき
周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。
「先週から終い１５秒程度の調教を取り入れ始めていますが、その後も特に問題はなく来ていますので、この中間からはコンスタントに１５－１５を週に２回入れていくメニューを組んでいます。今朝はさらに終い１４秒ぐらいまで伸ばしましたが、動きは軽快です。ここまで順調に来ていますし、厩舎サイドとも移動時期の話をしながら進めていきたいですね」（ＮＦしがらき担当者）
●ケイブルグラム
12/2 ＮＦ天栄
トレッドミル調整か周回コースでキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン１４～１５秒のキャンター調整を取り入れています。
「帰ってきて数日はマシンで疲れを癒しましたが、その後は特に問題ないかと思えましたので乗り出して、週末には坂路に入り出していたんです。基本的にはしっかりと動かしてより良い状態にして次の競馬へ向かえるようにしたいという狙いもありますし、緩めずしっかり乗っていきます。年内の競馬になるかはまだ何とも言えませんが、そうでなかったとしても年明けの開催には考えていけるのではないかと思います。もちろんその旨は国枝調教師にもお話しをさせていただいていますよ。馬体重は５００キロです」（天栄担当者）
●アウェイク
12/2 ＮＦ天栄
２日にＮＦ天栄へ放牧に出ました。
「先週はいちばん良い結果を出すことができてホッとしました。ありがとうございました。まだ頼りない部分があるので力をつけていくには時間がかかるだろうなとは思いますが、ポテンシャル的には初戦から良いところを見せていましたし、まずは勝ち上がることができて良かったです。途中からでしたけれど、預けていただいたお姉ちゃんのディアマイベイビーで良い結果を出すことができず悔しい思いをしていました。その経験をこの馬に活かしていければと思っていますし、今後もよろしくお願いいたします。レース後脚元に不安が出ることはなかったのですが、それなりに走っていますし、ここで無理をして続けることはしません。ある程度の間隔を取りつつ使っていければと思っていますので、本日一度放牧に出させていただきました。イメージ的には今回の競馬を活かしていきたいと思いますが、番組にも限りがありますからね。そのあたりは天栄での様子を見ながら改めて相談させてもらって決めていきます」（斎藤誠師）
●シーザリオの2014
11/30 ＮＦ早来
馬体重：453kg
現在はウォーキングマシンで１時間の運動の後、週３回は屋内周回コースでハロン２２秒のキャンター２０００ｍ、週３回は屋内坂路コースでハロン２０秒のキャンター１本の調整を行っています。騎乗スタッフから
「さすが血統馬らしく、いい背中をしている」と高い評価を受けていますが、調教ではまだ走りに力みが感じられますので、今後はリラックスして余裕のある動きができるように進めていく方針です。物覚えのいい馬ですので、コミュニケーションを取りながら集中力を高めていければと考えています。
