2015年8月24日月曜日

大河原邦男展&北原照久 大コレクション展

上野の森美術館で、9月27日まで開催中の「メカニックデザイナー 大河原邦男展」に行ってきました。
http://www.okawara-ten.com/
ゴーダムの大きさが目を引きます。
タツノコプロ時代からガンダム、ボトムズを経て現在に至るまでの数限りないデザイン画が展示されていましたが、お客さんが渋滞を作るガンダムのあたりは長年ロボットアニメを見たり本を読んだりしていれば、大体どこかで観た記憶があるものが大半ですし、ここでなくとも見られるので、「合身戦隊メカンダーロボ」や「ブロッカー軍団Ⅳマシーンブラスター」、「超合体魔術ロボ ギンガイザー」などをマイナーなものを見逃さないようにチェックすることが重要です。


まあ、「哀・戦士」のポスターは超カッコイイですけどね。
ゴワッパー5ゴーダムと、超力ロボガラットの資料がやけに充実しているのが気になりました。
大河原さんの中でも重要なのでしょうか…?
意外なところでは、グリコのおまけのデザインがなかなか良くて驚くなど。
唯一の撮影ポイント。
逆転王より三冠王の方が好きなんですけど、当時は「アイアンギアーに似てるなぁ」と子供心に混乱しましたよ。
図録は3500円。なかなか躊躇してしまうお値段ですが、綴じ方が特殊でどこのページを開いても本が180度ぺったりと開いて、置いたまま見られます。このアイデアが値段にいくらか反映しているのでしょうか…?

図録に掲載のインタビューには、笹川ひろし、富野さん、安彦良和など豪華なメンバーが名を連ねていますが、天野喜孝インタビューの「当時はみんな『大河原さんが何とかしてくれるよ』と思ってたし実際何とかしてくれた」という発言が、この人の当時の仕事っぷりを全て表してるんではないでしょうか。

続いて、新宿の小田急百貨店で25日まで開催中の「北原照久 大コレクション展」
http://shinjuku.keizai.biz/headline/2183/

北原照久氏のコレクションから選んだ、おもちゃやアンティーク、生活雑貨や現代アートに至るまでの3000点が展示されています。
箱根の北原ミュージアムから出張しているものもありましたが、やはり何度見ても目が洗われるねぇ。

会場外には大きいものたち。ロボット三等兵(?)の貸本看板が存在感ありすぎです。
「メトロポリス」のマリアや「グレムリン」など映画関連。

トキワ荘のカーテン。なぜこれを持っているのか…?



もはや何のコレクターなのか解りません。


なぜか多い三輪車のおもちゃ。


古本コーナーでは、今が旬の江戸川乱歩の本やカストリ雑誌の数々も。


期間中には北原氏本人によるギャラリートークや、トークショーもあった模様。
うーん、その時に来たかったものです。
今度は河口湖のミュージアムにでも行ってみようかしら。