2016年1月24日日曜日

ピグマリオン7歳初戦

ピグマリオンが、24日の初茜賞(ダート1800m)で明け7歳の初戦を迎えました。
54キロで騎手はルメール。好材料が揃って2番人気の評価でした。
まずまずのスタートから中団後ろで待機。
かなり縦長の展開でペースも流れる中、直線を向くと抜け出したワイルドドラゴンにものすごい勢いで襲い掛かります。
「勝った!!!」と思うほどの伸びでしたが並びかける寸前に脚色がガタッと衰え、前の馬は捕まえたものの、後ろに控えていた1番人気のファドーグにあっさりかわされてしまいました…。



陣営のコメントは以下のとおり。
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1/24  加藤征厩舎
24日の中山競馬では前の流れを見ながら中団やや後ろより追走。外めから徐々に進出し、直線半ばで先頭に立ったが最後に勝ち馬に交わされ2着。


「道中はスムーズだったし、気になるところのないノープロブレムの競馬でした。いい形で直線へ向かえたのですが、直線ではちょっと気になりましたね…。残りあとちょっとのところで頭をあげて嫌がるような素振りを見せてしまったんです。勝ち馬は僕の後ろをついてきていましたし、いい目標になってしまいましたね。ただ、内容としては悪くないですし、力は十分通用しますよ」(ルメール騎手)


「じっくり調整してきて悪くないコンディションでレースへ送り出せたように思いました。鞍上にルメールを迎え、しかもハンデが54キロとこれ以上ない条件が揃っていて、ここで勝てなければいつ勝つんだというくらいの気持ちでいました。実際のレースも悪くなかったかなと思います。ただ、先頭に立った途端ソラを使って伸びていたのが失速してしまいましたからね…。いい競馬はしているのですが、結果的に仕掛けが少しだけ早かったのかなぁ…。う~ん、それでもクビくらい交わされていたかもしれませんし、外から被されていたら余計に苦しくなっていたかもしれませんから仕方ありませんね…。ただ、このクラスでも堅実に走れるようになっていて京都のとき、そして今回も好内容で走ることができていますからこのあとも頑張ってもらえるように馬に合わせてしっかり調整していきたいと思います」(加藤征師)


放牧先から帰厩してじっくり乗り込まれてきましたが、体も徐々に戻ってきて悪くない状態でレースへ向かえたように思えました。条件は揃っていましたし、ここは勝負でしたが、早めに先頭に立ったことで勝ち馬にとってのいい目標になってしまいました。非常に悔しい競馬でしたが、現級で通用するまでの力をつけています。7歳馬ですが、このあともいい走りを見せてくれることに期待しています。このあとについてはレース後の心身の状態をよく確認した上で間を挟むかどうするか判断していくことになります。
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勝ち馬には一枚上の力を見せられてしまったものの、当たり前のように2着確保。去勢後はすっかりかつての調子を取り戻したと言ってよいでしょう。
東京開催が始まるので、ここは一息入れてもいいと思いますが、あとは使いつつ勝ち上がりの順番を待つ感じ。なんとかもう一勝はしたい。