2015年7月26日日曜日

ピグマリオン1年ぶりに入着

ピグマリオンが26日の福島10レース横手特別(ダート1700m)に出走しました。
去勢手術して4ヶ月の休み明けですが-6キロ。まあ暑いしこれくらいは減るよね。

レースでは好スタートを切ると、そのまま4番手の先行集団外目につけて追走。
中央競馬初見参の大井のホープ、笹川翼君が凄いアクションで追うと、先頭に立ったエイシンヴァラーに「襲い掛かる」といった感じで並びかけますが、さすがに末が甘くなって振り切られ、ゴール前でも2頭に差されて4着に。
もうひと踏ん張りが足りなかったものの、1年ぶりの掲示板確保です。笹川君ありがとう!!



陣営のコメントは以下のとおりでした。
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7/26  加藤征厩舎
26日の福島競馬では好スタートを決めて好位からの競馬。やや縦長の展開の中、4コーナーから前を捕まえに動いていき並びかけるが、最後は脚色が鈍り4着。


「返し馬から雰囲気が良くて、過去の成績を見ていても“何でだろう?”と思ってしまうほどだったんです。ゲートの中はちょっとうるさくてフライングと思うくらいの速いスタートになりましたから好位から流れに乗りました。道中のリズムも良くて勝負どころを回るときは思わず意識したほどでした。直線でも頑張ってくれたんですけれどね。最後は勢いが鈍ってしまいました。早めに捕まえに行った分でしょうか…申し訳ありません。良い馬に乗せていただけて勝たせられなくて悔しいですが、馬は頑張ってくれています。また機会がありましたらよろしくお願いします」(笹川騎手)


「気難しい馬ですが、去勢明けでもありましたし、あまり前のイメージに捉われないで乗ってくれる人がいいなと思っていたんです。それで探したところ、ちょうどメインレースで大井から福島に乗りに来ていて、“乗れる”と評判の笹川君が乗ってくれることになりましたので、彼とのコンビで向かうことにしたんです。物腰柔らかいタイプですし、馬へのあたりも柔らかい。返し馬の走りを見て“良さそう”と思うほどで、このコンビでの頑張りに期待をしていたんです。結果、見どころのある4着。一瞬勝ったかと思うほどでしたよね。一生懸命に乗ってくれたことも良かったですし、馬も障害練習であったり去勢の効果もあっていいほうに変わってくれていたのかなと思います。さすがに休み明けの分だけ最後は脚色が悪くなりましたけれど、楽しみがつながりましたね。暑い時期なのでムリづかいはしませんが、適度に使っていければまた頑張れるはずです。今後については体調をよく見ながら考えていきたいと思います」(加藤征師)


復帰へ向けて当初は新しいステージを目指して進めていましたが、中間の状況がひと息だったことから切り替えて平地競走へと駒を進めました。久しぶりのレースとなりましたが、じっくり乗り込まれていたことと去勢の効果もあったか頑張りを見せてくれました。鞍上の一生懸命な騎乗も心打たれるものでしたし、勝つことこそできませんでしたが、良いレースを見せてくれたと思います。今後は必要に応じて放牧を挟む公算もありますが、このままいい方向へと変わっていってほしいものです。
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12番人気だっただけにこれは健闘と言っていいでしょう、前走の騎手もこういう積極的な乗りかたをして欲しかった。
引退までにはもうひとつ勝ちたいものです。