アンブリッジローズが、13日の中山12レース、3歳上1000万下(芝1800m)に出走しました。
メンバーが手薄なこともあって、昇級戦になる今回も5番人気とそこそこの支持。
スタートすると先行馬を行かせて中団の後ろ、そのままスッとインに入ります。
淡々と道中のペースが進み、馬群がギュッと一団に。3コーナーあたりでは次々と外の馬がマクリを掛けてペースが上がります。アンブリッジローズはインにべったり。
「お、これは内差し決まるぞ!!」とワクワクしていると、直線では前に付けていたダイワアクシスがなかなかしぶとくて進路が空かず。
前が開くと、坂を上って猛然と伸びてきますが先に抜け出したダイワリベラルを半馬身捕まえられず惜しくも2着。
うーん、7月の福島に続いて、またしてもダイワリベラルに敗れてしまいました。
しかも今回はダイワのコンビプレー(笑)
北村は味方にすると頼りないけど敵に回すと怖いですね。ピグマリオンも何度やられたことか…。
陣営のコメントは以下のとおり。
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12/13 国枝厩舎
13日の中山競馬ではまわりの動向を見ながら内に潜り込み中団後方からの競馬。直線でこじ開けるようにして進路が開けるといい脚を使って伸びてきたが2着。
「あそこまで来たら勝ちたかったですが、昇級初戦にしてはいい走りを見せてくれましたね。道中は内々で折り合いもついていましたし、理想的な形で進められました。直線ではもう少し早く前が空いてくれれば更に良かったのですが、スペースができてからはいい反応を見せてくれました。体も徐々にしっかりしてきているのでしょうが、このクラスでやれる力は示しましたし、今日の内容なら次が楽しみですね」(柴山騎手)
「具合はいい。それは間違いないと思っていました。ただ、前回は未勝利馬もいるなかでの500万下勝ちだったので、一般戦とは言えクラスがあがってここでどこまでやれるかは半信半疑な気持ちでいたのが正直な気持ちでした。いや~しかし、なかなか勝てなかったような馬がここまで頑張れるようになっているのだから大したものですよね。これまでも成長を見せてくれていましたが、まだまだ良くなりそうです。これからもコツコツ頑張っていきましょう」(国枝師)
前走は鮮やかな勝ち方で力の違いも見せてくれましたが、昇級初戦とあって自信満々とはいきませんでした。しかし、充実しているのを表しているようにいい競馬を見せてくれ、さらに力をつけていけばこのクラスにもメドが立ちそうです。今後は状態を見て対応が可能そうなら年明けの中山開催を目標にしますし、疲れなど体調がひと息に映る場合は立て直して改めて目標を設定していく方針を持っています。
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3歳時のだらしなさが未だに焼きついているので、だいぶ半信半疑でしたが蓋を開けてみればあわやの2着、嬉しい驚きです。騎手も上手く乗りましたけど。
国枝調教師のコメントも、相変わらずこちらの気持ちとぴったりシンクロしてて素敵!
アロヒラニも同じでしたが、晩成型の馬というのは本当に3歳時の1年を棒に振る覚悟で待つことが必要なんだとつくづく思い知ります。
コツコツ頑張りましょう!!