2015年9月20日日曜日

ジュモートリステ引退

先週のベルディーヴァ、パンデイアに続いてジュモートリステが19日の中山7レース(芝2000m)でスーパー未勝利戦に挑みました。
前走、ハナ差で届かなかった時点で気分としては終了でしたが一縷の望みをかけて見守りました。
体重は前走比-12キロ。
あかん……とインチキな関西弁が思わず口を突いてしまいますよ。

遅れ気味のスタートながらも中団の後ろあたりに何とか付けます。
3コーナーあたりから上がっていきたいところですが、すでに手応えが無く置かれてしまい、上手いこと直線で外に出したものの全く伸びずに流したまま15着でゴール…。



陣営のコメントは以下のとおりでした。
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9/19  引退
19日の中山競馬ではややゆっくりとしたスタートで後方の馬群の中を追走する。後半勝負にかけたがペースが上がりだしてからの手応えが怪しく、直線でも伸びが見られず15着。


「ゲートが速くないのは以前に跨がってわかっていますから、下手に急かさずに、道中はできるだけ内をロスなく運びました。4コーナーから直線入り口では前がポッカリと空きましたし、そこを上手く抜け出してほしいと思って追ったのですが、正直それからはまったく反応できませんでした。この時期でなおかつ芝の番組が限られますから致し方ない面はあるのですが、やはり中1週の競馬が堪えた印象です。走りにコトコトした硬さがあってストライドが伸びなかったですし、今日はこの馬としてはおとなしいというか、時折気が入っても空元気に感じましたからね。上位争いをできる力のある馬ですし、せっかく声をかけていただいたからには何とか結果を出したかったです。本当に申し訳ありません」(蛯名騎手)


「ソエのある脚元のケアをしっかりやってきて、その点に関してはそこまで悪くない状態かと思っていました。しかし、夏の新潟に行ってからの中1週での競馬ということもあってか馬体重は減ってしまいました。それでも雰囲気は悪くないし、何とか頑張ってくれと祈る想いで送り出したのですが、結果的にはペースが上がり出してからの走りに余裕を感じられなかったですし、直線で鞍上が仕掛けてからも反応がありませんでした。ジョッキーに聞くと競馬のスピードで硬さがあって仕掛けてからも反応がなく心配したところもあったようなんです。上がってきた直後の様子だと大ごとになるような歩様にはなかったですけれど、しっかりと見ておきます。今回は勝たないと意味がない、勝たなければいけないレースでしたし、芝で良さを見せていた馬でしたからハードなスケジュールなのはわかっていましたけれど頑張ってもらいました。そのような大事な中で勝たせてあげられなくて本当に申し訳ありません」(田中剛師)


慢性的に残るソエの症状との戦いであったと言っても過言ではなかったと思います。そのような中で何とか勝ち上がらせたいと調整をしてきましたけれど残念ながら勝ち上がることができませんでした。まともなら初戦や前走のようなパフォーマンスを発揮できるのでしょうが、脚元の反動、馬体重の維持にかなり気を遣いますし、短いスパンでコンスタントに使っていくことができないところがありますから、立て直すにも時間がかかってしまうのは否めません。田中剛調教師と協議を行った結果、難しい判断ではありましたけれど、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
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ダート馬だと思って出資したのに一度もダートを使わずに終了。
そんなに脚が弱いならばなぜ芝ばかり使ってたのか…?

以前から気にがかりだった「満足行く状態まで」待った結果、時間切れになったと言っても過言ではありませんが、どちらにしろ一度つかったら露骨に反動が出るほど体質が弱いのでは引退が正解でしょう。

良血ですし、今後は母親としての活躍を期待します。