2015年9月14日月曜日

パンデイア、勝ちあがれずに地方転出。

パンデイアが、12日の中山6レース3歳未勝利戦(芝1600m)にルメール騎手で出走しました。
1着以外は終了のスーパー未勝利戦で、札幌での前走から中一週の強行軍、しかも芝に戻す加藤調教師様謎の采配です。
案の定、体重は-8キロでパドックでも煩さをみせていました。

出遅れが心配されたスタートはまずまずの出。
中団につけますが、4コーナー手前では後方まで下がってしまいます。
最後に脚を使いますが勝利には程遠い7着。



騎手の騎乗も良くなかったけど、なんで芝使ったんだか…。
陣営のコメントは以下のとおり。
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9/12  加藤征厩舎
12日の中山競馬では五分のスタートを切り中団からの競馬。後半勝負にかけたがスムーズに行かなかったシーンもあり、差を詰められず7着。


「ゲートはそれなりに出てくれましたし、道中は悪くないリズムで運ぶことができていたと思いますが、4コーナーでスペースがなくなってしまいました。まわりの馬の動きもあったのですが、ごちゃついたけどそこでもっとスムーズに走っていたら違ったはずです。競馬の数を使っていてもストライドはオーケーでしたから勝ちたかったです。本当にごめんなさい」(ルメール騎手)


「パドックでは多少カリカリしていましたけれど、これまでよりは悪くないかな、いくらか落ち着きもあるかなと見ることができました。レース前にルメールと話をしましたが、札幌の時のことを頭に入れてくれていました。ゲートのこともありましたから、ジョッキーにはゲートを出たなりになるだろうけど基本的には任せるとルメールに一任したんです。すると、心配だったゲートはここ最近になく出てくれましたね。そのあたりはやはり精神的なものの影響なのかなと感じました。ただ、道中でまわりの馬の動きに左右されてしまい、スムーズさを欠いてしまいました。それに尽きると思いますし、ルメールも“no good race”と残念がっていました。最後のチャンスでしたし、ギリギリまで今週か来週か悩んで臨むことにした今回だっただけに何とかしたかったです。勝たせてあげられずに申し訳ありません」(加藤征師)


前走からのタフなスケジュールではありましたが、滞在の時よりも思いのほかイレ込みは少なく、これまでなかなか上手く行かなかったスタートもこの馬としては決めてレースできました。それだけに期待感が増したのですが、残念ながらのびのびと走ることができず勢いに乗せられずに最後の勝負に加わることができなかった印象です。何とか勝ち残ろうと最後まで懸命に調整をしていただいていましたが、馬も満身創痍でしたでしょうし、厩舎スタッフの方々も対応に相当気を遣ってくださっていました。それだけに勝ち上がらせて将来を繋げなかったことが非常に残念でなりません。ただ、このまま現役続行の断念をするには惜しいと考えておりますので、加藤征弘調教師と協議を行った結果、地方競馬へ転出して条件をクリアすれば中央競馬への再出発を狙う考えです。今後は立て直しを図るためにいったん放牧に出す予定で、転出先については状態を見ながら検討していくつもりです。
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中山コースはさっぱり向かないし、モレイラ起用で勝てなかった前走ですべてが決まりましたね。

そもそも、募集時の体重が426キロでラストランの今回が422キロ。
馬体が全然増えなかったのが一番の誤算でした、牝馬は本当に難しい…。

このあとは引退せず、一旦地方競馬に転出してから中央復帰を狙うようです。
うーん、立て直しにも少々時間がかかりそうだし、どんなもんなんでしょうか。