2012年8月1日水曜日

ウルトラマン・アート展

「館長庵野秀明・特撮博物館」がたいへんな盛況ですが、こちらも忘れてはならない!
と言うことで、北浦和の埼玉県立近代美術館で開催中の「ウルトラマン・アート!時代と創造-ウルトラマン&ウルトラセブン」を観てきました。

全国をまわっているこの展覧会、前々回が茨城の水戸でやっていたので観に行きまして、今回が2度目の見学です。近日中に地元でやると知ってたら、わざわざ数時間かけて茨城まで行かなかったのに(笑)
吹き抜けを飛ぶウルトラマン、水戸にはなかった演出だ!



連日大賑わいの特撮博物館と内容がかなりカブってしまい、客足もあおりを受けているかと思いますが、こちらの内容もかなりの充実度です。
水戸ですでに1度見たわけですが、美術館が違えば展示の配置や照明が違いまして、意外と新鮮な感覚。
たとえば、水戸では壁際で上段に構えていたバルタン星人も…
北浦和では部屋の真ん中で中段の構え。地獄極楽キック攻め!!

壁際にいないので、こんな写真も撮りやすくなっております。初代マンのポーズを取るべきだったなぁ、俺…


この展覧会で一番の売りなのが、メトロン星人とちゃぶ台挟んでの記念撮影。いいねぇ~
しかし、マグラーなんて微妙すぎる怪獣を展示に起用する意図がよく解りませんな(笑)
同行の女子に、「バラゴンがパゴスでネロンガでマグラーでガボラなんだよ!」とか「レッドキングがアボラスになって…」とか、首すげ替えの変遷も詳細に解説。(←無駄知識)
ヒドラがギガスに改造されたのは意外と知られてないと思います。いい事教えたった!

その他の写真…
 ウルトラマンとジェットビートル。

 セブンvsヴィラ星人。影がなんかイイ感じです。
ウルトラホーク3号、1号。


大ざっぱに分けると、前半が「撮影エリア」「成田亨」「当時の物品」といったエリア分け。
成田亨がこうして公式的に評価されて。イラストの数々を堪能できるのは良いですね。

後半の展示物は、高山良策関連と、台本、おもちゃ(古いのと最近のもの)がメイン。
あの、怪獣写真でいつも見かける高山邸の庭とか、トタンの壁とか、見覚えありすぎる風景が堪能できて顔もほころびます。

ひとつ欲をいえば、茨城で開催した時には、美術館に併設されたレストランでコラボメニューをやっていたのですが…
今回の北浦和ではそういうの全く無し。せっかくレストランあるのに、寂しいのぅ…



全部をじっくり見て2時間というところでしょうか。
すっかり朽ち果てたゴモラの顔とか、クール星人の円盤(かの有名なブラコ星人の円盤が無いのが残念…)とか貴重なものが見られますので、ウルトラファンの方はぜひ。

機会があれば、第二期ウルトラのほうでもこうした展覧会を開催してほしいものですね。