2017年10月28日土曜日

ケイブルグラム、ルメール入魂の騎乗で3勝目を挙げる。

ケイブルグラムが、28日の東京6レース3歳上500万下(ダート2100m)に出走しました。
芝でしくじりが続いたので、再びダートへ路線変更。「同日に新潟でダート2500があるのに…」とは思いましたが、ルメール騎乗でこちらを選び、蓋を開けたらなんと8頭立て(新潟は12頭)で現級勝ちがあるのはケイブルグラムだけの手薄なメンバー。
前走のことがあるので安心は出来ませんでしたが単勝1.5倍の1番人気に推されました。

3番の内枠で、スタートを切ると後方につけていきなり外に出して(笑)進みます。
道中で後方から一気にポジションを上げますが、同時に内田が乗った8番の馬が突っ張ってきてマクリをブロック。4コーナーではルメールがビシビシと鞭を入れても先団から置かれてしまいます。
「ああ、今回もダメか…」と諦めかけましたが、そこは東京の長い直線。残り200からようやくエンジンが掛かると、もどかしいながらもジリジリ差を詰め、4頭並んだゴール前をアタマ差で制して3勝目!!
陣営のコメントは以下のとおりでした。
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10/28  国枝厩舎
28日の東京競馬では道中中団を追走する。勝負どころでは適度に先団をつつきペースを上げ、直線では一旦離されたものの懸命に脚を使って優勝。

「いや~、ついに勝てました。ここまで悔しい結果ばかりだったから本当に良かったです。頭数が少なかったのもありますが、向こう正面ですごくペースが遅かったので、少し促して全体のペースを押し上げるようにしました。内の馬に抵抗されて一度待つタイミングはあったし、ワンペースで反応がゆっくりなタイプだから直線でそこまで差をつけられなかったけど、いいスタミナを持っていて本当に頑張ってくれました」(ルメール騎手)

「前回が不完全燃焼の競馬だったから、まずはキッチリと結果を出せて良かったですね。ありがとうございます。ちょっとヒヤヒヤはしたけど、自分でペースを上げて最後まで頑張っているし、改めていいスタミナをしているよ。切れ味勝負になると分が悪いけど、しぶとさを活かせればいいね。この後は続けて使わせていただいたのでリフレッシュ期間を設けようかと考えています」(国枝師)

直線では一旦先行集団から離されてしまったものの、鞍上のアクションに応えて先頭でゴールしてくれました。この後はリフレッシュ期間を設ける可能性はありますが、次走でもしぶとさを活かして結果に結び付けてほしいものです。
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直線では歯を食いしばりましたが、4回続けてのルメール騎乗でついに勝利。コースや距離よりもルメールを重視した陣営の好判断でした。騎手コメントも良いなぁ…。

次走がいつになるのか解りませんが、ダートでも芝でもとにかく長距離なら楽しめるでしょう。