2020年3月8日日曜日

ケイブルグラム、ゴール前で差され2着。

ケイブルグラムが、8日の中京4レース障害未勝利(芝3000m)に出走しました。
いつの間にやら半年近く間が開いてしまいましたが、今回は‐10キロ。
仕上げてきたなという感じです。

1枠1番を引いたものの、スタートで案の定出遅れて最後方からの競馬。
しかし致命的にはならず、走りやすそうな位置を選びつつ徐々にポジションを上げていきます、飛越は本当に奇麗になってきました。
3コーナー手前から一気に上がって、4コーナーでは先頭を行く1番人気マサハヤドリームに並びかけ、直線二つの障害で完全に競り落とし「勝った!!!」と思ったところで猛然とシゲルコングが強襲。この馬全日本2歳優駿2着だったのかよ。

並ばれて抵抗しますが、ギリギリ頭差で差されてしまい2着に終わりました。障害であんな差され方をするとは…

陣営のコメントは以下の通り。
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20/3/8  髙橋文厩舎
8日の中京競馬ではゆっくりとしたスタートで序盤は後方からになるが、1周目スタンド前あたりから外に進路を採るとじわじわとポジションを上げていく。3角手前から勢いをつけていき前へ迫って直線へ向くところで先頭に並びかけいったんは抜け出したが、最後の最後に交わされ2着。

「いや~、あそこまで行ったらという気持ちにどうしてもなってしまいますよね。今回は馬のリズムがとても良く、ジョッキーとの呼吸も合っていてとても良かったと思います。完ぺきと言っていいくらいの内容だったのですが、最後の最後だけがそうでなかったですね。蓑島に話を聞くと“とても良かったし、手応えが十分だから最後押し切ろうとしたら先頭に立って耳をキュッと絞ってしまいました”と言っていました。先頭に立ち慣れていないからか、ソラを使ってしまったのでしょう。勝ち馬が来るとまた前を向いていましたし、ソラの部分だけですね…。力が入っただけにさすがに堪えますが、今日のようないい走りができればすぐにチャンスは回ってくるはずです。折り返してそのまま競馬へ行くことを考えてもいいのでしょうが、追い切りから競馬まで結構タフになりましたから、2着に来たからすぐ次と決めつけすぎず、柔軟に考えたいと思っています」(高橋文師)

スタートこそ決まらなかったものの、人馬ともに信頼関係を築けていることから慌てず動じず、落ち着いた立ち回りを見せてくれました。2周目3コーナーの入り方、そして直線へ向き障害飛越を無事にこなしたところで勝利を確信したのですが、最後の最後で勝利の女神が微笑んでくれませんでした。悔しい限りですが、負けて強しと言っていい内容だったと思いますし、気持ちを切らさず、焦らず向かっていけばいずれチャンスは巡ってくるという心境で今後へ備えていければと思います。この後についてはレース後の状態をまず確認してから判断しますが、かなりタフなレースをこなした後なので、フレッシュさを活かして向かうためにも放牧に出す可能性もあります。
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内容はとても濃かったものの、うーーん悔しすぎる負け方。
しかし悲観するところは何もないので、次で決めたいですね。