2016年3月30日水曜日

最近読んだ本

先日、原宿のリラックマカフェに行きました。


 予約は全日程埋まっている模様ですが、内装も食べ物もかわいらしいですね。
下のチョコムースは、なぜか煙を吹き出しながら来ると言う、ビッグバンベイダーのような演出が謎でした(笑)




話は変わって最近読んだ本の感想など。
ちょっと切り口の変わったマンガ家マンガを2点。

【藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐまんが道】
                    
「まいっちんぐマチコ先生」だけが知られる、えびはら武司氏が藤子不二雄のアシスタントをしていた時代の思い出マンガ。
序盤の藤子両氏に関するエピソードや、ドラえもん周りについては大変に面白いのだけど、終盤のその他アシスタントや事務の女の子、えびはら氏本人の話になってくると、全く興味ないので途端につまらなく……。
「○○さんとデートした」なんて話を読みたい読者はいるのでしょうか?

「週刊メインで忙しい安孫子先生はアシスタントが大勢いたが、藤本先生はボク一人で独占してました!」と言うことになってるのだけど、藤子スタジオを去って独り立ちする終盤では「1年半のアシスタント生活…」と、在籍した年数が語られ「え、あんだけ色々書いてて、居た年月たったそれだけ?!」と言うのが一番の驚きでした(笑)



【連載終了! 少年ジャンプ黄金期の舞台裏】
                   
ジャンプ10週打ち切り史上でもっとも異彩を放つ「メタルK」
とにかくグロくて中ヒットになった「ゴッドサイダー」
つまらなすぎて印象に残る「ザ・グリーンアイズ」などで知られる巻来功士の、デビュー前の大学時代から週刊少年ジャンプでのプチヒット、そして競争を脱落して青年誌に活躍の場を移すまでを綴ったマンガ。

「少年ジャンプ黄金時代の舞台裏」というサブタイトルが付いてますが、9割方は巻来功士自身の舞台裏なので、サブタイトルの内容を期待して読むと肩透かし…というか結構腰が砕けます。
マンガとしてもイマイチ面白くないと言うか。

合わなかった編集者に対しての恨み節が語られてるのだけど、「どうしても編集者と気が合わないので代えてください!」→「新人同然の編集者が来て使い物にならない!」と言う流れは、社会人であれば一言突っ込みたくなることでしょう。

直撃世代としてはゴッドサイダーは「ファミコンジャンプ」にもメインメンバーの一人として出てた上に、ラスボスのマジュニアに対して最強の相性を誇っていたりでかなり優遇されている印象があるんだけどな…。


本人の思いとは裏腹に、こういう題材の内容として、この人は個性がありすぎたりそれなりにヒットしていたりで、立ち位置に関して本人と読者の感覚が若干ずれてるのかもしれません。
黒岩よしひろ先生あたりが描くと良いのかも。

ちなみに、多分に漏れず当方もトラウマを受けた「メタルK」の電子版が出てたので連載時以来に読み返してみたら、意外に表現はマイルドでした。
                       
10週の連載なのに2回の路線変更と言う忙しさと、後半やけにブラックエンジェルズ的(編集者が同じだったのですね~)になったのは苦笑。
そしてなにより、裸が思ったより少なかった……。
思い出というのは美化されるもんです。