2015年7月12日日曜日

【諦めの】ジュモートリステとベルディーヴァが出走【境地】

12日は、ジュモートリステとベルディーヴァの2頭が未勝利戦に挑みました。
まずは福島3レース(牝限定 芝1800m)のジュモートリステ。
+20キロと大きく体重を増やしましたが2番人気。
ところがスタートで出遅れ。

4コーナー手前から外をまわってマクリを掛けていきますがさほど伸びもせず、7着に終わりました。


陣営のコメントは以下のとおり。
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7/12  田中剛厩舎
12日の福島競馬ではゲートでタイミングが合わずに後方から。直線では外から脚を使うも、ジリジリとした伸びで7着。

「今日はスタートに尽きますね。いい結果が出せず申し訳ありませんでした。ゲート内で横の馬がうるさかったのもありますが、この馬自身だいぶテンションが高かったです。最後は次につなげるためにもせめて着を狙いたかったのですが、権利を獲ることも叶いませんでした。本来であれば広いコースのほうがよりいい走りをできそうですが、時期が時期で条件が限られますからね。能力的には十分やれる馬ですから、やはり気持ちの面がポイントになりそうです」(蛯名騎手)


「返し馬などの様子からテンション面は何とか我慢はできているかなとは見えたのですが、競馬の中、特にゲートがもうひとつになってしまいました。これまでの調教や競馬の中で気持ちが入りやすい面を感じることはありましたが、今日はスタートからそれが整いきらずにいい走りをお見せできませんでした。能力的にはすんなり突破してほしいところもあったのですが、申し訳ありませんでした。馬体に関しては前走で減った分が戻ったとも言えるのですが、予想より余裕がありましたし、一度使ってよりフィットさせたいですね。この後については権利がないので状況次第になってしまいますし、やはり気性面の変化はより注意していかなければなりません。それらを踏まえてよく考えてどうするか決めていきます」(田中剛師)


前走から間隔は空いたものの能力的にはいきなりからでも結果を出したかったのですが、気性面で難しさがでたのかこの馬本来の走りを披露できませんでした。この後はトレセンで様子を見てからになりますが、節の関係や馬の状態次第では放牧を挟んでガス抜きさせることも考えていきます。
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デビュー以来、走りを重ねるごとに着順が落ちていきますね。
予想通り、牧場で「満足いく状態」まで待ったおかげで時間切れになりそうです。
最後にダート使ったらいいんじゃないかしら。


続いて中京6レース(牝限定 芝2000m)のベルディーヴァ。
こちらもなぜか3番人気の高評価。
スタートは普通に出て先行集団につけたものの、直線ではバッタリ足が止まって10着に終わりました。
調教師さんさぁ、2000mは長いでしょ…。


陣営のコメントは以下のとおり。
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7/12  高野厩舎
12日の中京競馬は五分のスタートから行きっぷり良く好位を追走。スムーズに直線を向いたが、追い出してからの伸びがなく10着。

「前走のVTRを見る限り、自分からハミを取っていくようなタイプではないと思っていたのですが、いざ返し馬に行くと印象とはまったく違いました。けっこうハミを噛んでいるし、走りに対して真面目すぎる感じなんです。ゲート内ではちょっとガタガタしていたものの、自然といいポジションは取れたのですが、やはりちょっと行きたがっていた分最後は伸びきれませんでした。結果を出さなくてはいけなかったのに、申し訳ありません」(北村友騎手)


「4コーナーでは勝ったかと思ったのですが、前が開いて追い出してからの伸びがなく、最後はやや脚が上がっていた感じで、広い中京コースでこの距離はちょっと長かったようにも思います。力があることは分かっているだけにこの状況はもどかしいですが、まずは馬の状態をよくチェックしてから今後のプランを検討していきます」(高野師)


一度使っての上積みを期待した一戦でしたが、実戦を経験して気持ちが入ったのか、やや行きたがった分終いの伸びを欠いてしまいました。優先出走権を確保できなかったため、どうしても選択肢は狭まりますが、なんとかベストの結果につながるように検討していきます。
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さすがにここまで来て甘い考えは持っていませんが、2頭とも見所の無い走りで掲示板を外すとまでは思いませんでした。
両馬ともチャンスはあと1回程度でしょうが、最後まで見守ります。