2014年3月9日日曜日

トゥザワールド初重賞制覇!

トゥザワールドが、3月9日の中山競馬11レース、弥生賞(芝2000m GII)に出走しました。

1.6倍という断然の1番人気。あのヴィクトワールピサですら1.7倍でしたから、ちょっとビビります。
大雪以降、馬場がちょっと難しい状態なこともあって、不安もまた多し。


いつものように、ソツなくスタートを切ると中団の外外を進みます。
道中で上がっていく構えを見せてから、また下げるなど、なんだかイマイチ腰が定まらない感じでしたが、坂であっという間に先行勢を捕らえて抜け出し。

「あらら、早くね?!」と思っていると、横山典のワンアンドオンリーが見る見る差を詰め、並んでゴール。

ゴールの瞬間は悲鳴を上げつつ目をそらしてしまいましたが、何とかハナ差残ってました。
良かった…!!
今回はあいにくと自宅での観戦でしたが、友人が現地で写真を撮ってきてくれました。
この場を使って御礼を申し上げます。ありがとう!

陣営のコメントは以下の通りでした。
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3/9  池江厩舎
9日の中山競馬では道中中団から進める。直線では早めに抜け出しソラを使って差を詰められたものの、最後はしっかりと前に出て見事優勝。

「道中は中途半端に外を通り過ぎていると感じるところがありましたし、馬群を動かすために自分でジワリと動いていきましたが、その際に少しハミを噛んでしまいました。それでも徐々に落ち着きを取り戻してくれましたし、勝負どころでは内の有力馬の手応えが良さそうだったので早めに動いて内を締めにいきました。結果的に早めに先頭に立ってソラを使ってしまいましたが、それでも最後まで凌いでくれました。ハミを微調整したことでコーナーの走りもスムーズでしたし、この馬場も問題なく勝って本番へ向かえるのが一番大きいですね。今日はありがとうございます」(川田騎手)

「勝負どころで早めに動く形になってソラを使いましたし、本番でも気を付けなければいけない点ではありますが、例え強い競馬をしたとしても結果がすべてで、まずは勝つことが一番大事ですからね。道中で少し力んだところはあったもののコーナーもスムーズに回っていましたし、長距離輸送も問題なく、本番と同じ条件で結果を残せたのも大きいでしょう。この後にどういった調整をするかはもちろん馬の状態を見ながらにはなりますが、皐月賞でも恥ずかしくない競馬をできるようにしっかりと進めていきたいですね」(池江師)

直線で最後に差を詰められはしましたが、結果的に早めに動いて狙われる形を最後まで踏みとどまったのは評価できますし、ここまでの連勝の勢いそのままに本番でも最高の走りに、そして一番の結果を期待したいと思います。この後はまずは今日の競馬のケアをしっかりと行い、皐月賞へ向けての調整を開始していきます。
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それにしても、「抜群の手応えで抜け出しておいてゴール前でキッチリ差される」というのは、母親のレースで何度も見てきた光景でしたから、生きた心地がしませんでした(笑)
そこは似なくていい!

これでトゥザワールドは初の重賞制覇。当方もキャロットクラブに入ってから初めての重賞勝利になりました。
7世代もかかったので嬉しいなぁ。

「早めに抜け出しすぎてソラを使う」という課題も出ましたが、バンドワゴンがいる本番では、早めに抜け出してソラを使うということもないでしょう。むしろ皐月賞のほうがレースはしやすいかも。

あと1か月でさらに成長してGIの舞台を迎えてほしいものです。