2012年9月3日月曜日

ウルトラマンフェスティバル2012 古谷敏ギャラリートークイベント

盛況のうちに終了した、池袋のウルトラマンフェスティバル2012。
http://www.ulfes.com/2012/

終了目前の8月31日に行われた「古谷敏ギャラリートークイベント」に行ってきました。
一応説明しておくと、初代ウルトラマンの中に入っていた人で、ウルトラセブンではウルトラ警備隊のアマギ隊員を演じた方です。

イベント開始前にまずは場内の展示を見学…それにしても眼福すぎます。
 「ぬるい!砂糖も多い!!」とか「この星で生きよう、この星と一緒に…」などのセリフも口をついてしまうダメな大人です。
チブル星人もキモカワイイやね。




時間あったので、ステージのヒーローショーも見学。こういうの見るのは二十数年ぶりなのですが、あまりにも完成度が高くてビックリ。
終盤には巨大なタイラントも登場して二度びっくりです。

さあイベント開始!外の人と中の人が固い握手。

まずは上映会です。
敏さんが「役者として演技が出来た」とセレクトした、セブン28話「700キロを突っ走れ!」
映画的な題材、恐竜戦車など見所の多い回ですね。

ご承知の通り、敏さんはウルトラマンのスーツに入っていたわけですが、ウルトラセブンが始まる際に美術の成田亨さんに「今度は顔出しで隊員をやるので、中には入りません」と挨拶に行ったところ
「敏ちゃんに似合う制服を作るよ!!」と言ってデザインしてくれたのがあのウルトラ警備隊の制服だとか。
「だから毒蝮さん(フルハシ隊員)は似合わないでしょ?(笑)」などと余計なひとことも(笑)
上映会が終わると、一緒に展示を回りながらトークをするという実にぜいたくな時間が。
距離が近くて独特の雰囲気が出るいい企画ですね。
何十人もぞろぞろと着いて行くので狭苦しい気もしますが…(笑)
「メトロン星人の回って、ファン的にはどうなの?」
「SFで何でこれ(ちゃぶ台挟む)なのか…あれはウルトラセブンじゃなくて実相寺セブンだからね」など、ファンからは口に出せない感じのトークが冴えます。

 神戸ロケの思い出など語る敏さん。
質問コーナーがあったので「地方ロケって楽しいもんですか?」と聞いたところ…
「たぁ~のしいですよお!!」と、妙にテンションの高い答えが(笑)

「普段狭くて汚くて、いつ終わるかわかんない撮影ばっかりだから、地方ロケは時間がきちっと決まっててありがたいし、スタッフみんなと仲良くなれる」と。

「僕なんか『水は死んじゃうからだめです!』てすぐ止めたけど、セブンに入ってるのは上西さんだからみんな水ドンドン入れちゃってね。上西さんがんばったね(笑)」とかちょっとひどい事も(笑)

ガッツ星人が出てくる頃には、セブンの終了も決まってて「次の仕事どうしようか」ということに頭が行っていたとか。そしてパンドン(改造前)の前にくると……
立っていたゴース星人(モノロン星人にあらず)がいきなり動き出した!!
アマギ隊員がピンチなんだよ!!
しかしアマギ隊員、ブルース・リーも5秒で倒す(by落合信彦)ような強烈な前蹴りで撃退!!


…さて寸劇のあとは、ジャンケンで勝った人が敏さんと一緒にナース列車に乗れると言う勝負。
見事勝ち抜いて乗ったけど、さらし者みたいであまり嬉しいものではなかった(スイマセン!)

初代ウルトラマン(の中の人)とウルトラセブンとに挟まれての記念撮影。
自分の立ち姿がヘッポコで泣けます。
本来この写真って、1200円も取られるんやね…
イベントステージの前で挨拶。「本当に、やってよかった。と最近いつも思います」という言葉には重みがあります。
日夜練習したスペシウム光線のポーズも披露。当然の事ながらバッチリ決まっています。
「顔と胸(カラータイマー)が隠れないように練習しました」

イベントにも「呼ばれればぜひ」ということですから、来年やその他の場所でも期待したいですね。
実に楽しいイベントでした。