2020年9月20日日曜日

ケイブルグラム、阪神ジャンプステークス2着に激走

ケイブルグラムが、19日の中京8レース阪神ジャンプステークス(JG3 芝障3300m)に出走しました。
連勝中のフォイヤーヴェルクや、ほかにもオープンや重賞で活躍する強い馬がズラリと出走し、実績的には最低ながらも7番人気とそこそこ推されました。
毎度のことながらスタートで出遅れ。今回はこれまでと違ってあっという間に離れた最後方に置いていかれ、「重賞レベルだとここまで置かれるのか……」と軽く衝撃でしたが、その後は良い感じでポンポン跳んでポジションを上げていきます。
4コーナーでは先団に追いつき、直線も頑張って初重賞で2着を確保!

陣営のコメントは以下の通り。
-----------------------
20/9/19  高橋文厩舎
19日の中京競馬ではゆっくりとしたスタートで後方からじっくりと進める。2周目の勝負どころから積極的に押し上げていき直線へ向くと最後まで頑張りを見せて2着。「前が結構飛ばして速い流れになりましたし、回ってくるだけになってしまうかもしれない…と心配して見ていたのですが、本当によく頑張ってくれました。蓑島曰く“さすがに溜まるところはなかったし、最後の飛越はちょっと合わなかった”と言っていました。さすがにちょっとバテたのでしょうが、それでもまた踏ん張って最後までよく走ってくれましたよね。頭がさがる思いです。馬をよく労ってあげたいですね。さすがにこれだけの頑張りを見せたのでおそらく疲れは出ることでしょう。不慣れな連戦後ということもありましたし、おそらくですがこの後は休ませると思いますので、特に脚元の変化をしっかりと確認しておきます」(高橋文師)

前走がこれまでの鬱憤を晴らすかのような快勝で、勢いそのままに重賞レースへ挑みました。スタートは毎度の如くゆっくりで、1周目のホームストレッチあたりから徐々にポジションを上げ、2周目3コーナー付近から積極的に仕掛けていきました。直線へ向くところでは夢を見ましたが、さらに上手に立ち回っていた勝ち馬には離されてしまいました。それでも挫けず最後まで伸びて2着に来るのですから、昇級初戦でなおかつ初めての重賞挑戦と考えるととても素晴らしい走りだったと言えるのではないでしょうか。これで満足してはいけないのでしょうし、これからもいい走りを見せてほしいと期待をしていますが、ひとまず今回は本当によく頑張ってくれたと思いますし、労ってあげたい気持ちでいっぱいです。陣営の尽力の賜物でもありますし、感謝しています。連戦後ですし、レコード決着のなか最後までしっかりと走ったあとですから、このあとはしっかりと休ませてから今後のことを考えていければと思っています。
-----------------------
縦長の展開で伸び伸び走れたのも良かったのでしょうか、これでついに出資金を回収。
まさかここまでやってくれるとは……。今回は中京開催ということでこのレースを使った調教師の判断も光りました。
ダメージが少ないようなら新潟、ちょっと休ませるなら年末の中京で再度レースが見たいです。