2018年3月30日金曜日

アウェイク引退

靭帯を傷めたということで北海道まで戻されたアウェイクですが、このたび引退が決定しました。
公式コメントは以下のとおり。

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3/28  引退
「脚元の状態が芳しくないということでこちらへ移動させて、精密検査を行いました。その結果、右前脚に繋靭帯炎を発症していることがわかりました。内側だけでなく外側も傷んでいる状態から推測すると、どんなに順調に回復しても復帰までに1年以上はかかってしまうでしょう。今年5歳の牝馬であることを考えると、現役期間内の復帰は難しいと言わざるを得ません。ここまで長らく頑張ってくれていただけに残念でなりません」(早来担当者)

「今回の競馬へ向かうにあたって、牧場から帰ってきていくらか硬さを感じることはあったものの、動きは徐々に良くなり、それに連れて体調も上がってきていました。ケアをしながらではありましたが、何とか態勢を整えられたと判断してレースへ送り出しました。それで久々に掲示板を確保する走りを見せてくれました。何とかこのレースをキッカケにして次につなげていきたいと考えていたのですが、レース後に反動が出てしまいました…。早来での検査結果を聞きますと、出走を控えるという勇気が必要だったのかもしれないと後悔しています。3歳クラシックの大舞台に自らの力で立ってくれた偉い馬でしたから、最低でももうひとつは勝たせてあげたかったのですが、このようなことになり誠に申し訳ございません」(斎藤誠師)

能力の高さを随所に見せて3歳春にはトライアルレースでオークスへの切符を獲り、われわれを樫の大舞台に連れていってくれました。しかし、その後は力はあるもののなかなか歯車が噛み合わず、ここまで苦渋を味わってきました。それでも何とか浮上のキッカケを掴むべく臨んだ今回の一戦では、久しぶりに良い競馬を見せてくれたことで今後に向けて希望が膨らみましたが、ここに来て脚元の不安を発症してしまいました。馬も陣営も最後まで諦めないでトライしていたのですが、今回の検査結果を踏まえるとこれ以上無理をすることはできません。そのような中で母親として第2の馬生を送らせたいという嬉しい話があがってきましたので斎藤誠調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
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5歳牝馬が靭帯負傷と聞いて、覚悟はしてたけど…。
この馬に関しては、オークス出走にこぎつけたことに尽きますね、人気薄でもG1出走というものは格別です。口取り抽選にも受かってたし。

フローラSで3着に来たときには、まさか1勝のまま終わるとは思ってませんでしたが、わりと満足感はあります。
せめて2勝目を挙げて欲しかったけども…。

騎手に恵まれない競走生活でしたね、お疲れさまでした。