2016年11月30日水曜日

ピグマリオン地方転出へ。

先日、昇級戦で壁にぶち当たったピグマリオンが、中央での登録を抹消し地方競馬へ転出することになりました。
あまりにも早い展開に驚きますが、正直なところ大雪HCの勝利でなんだか一区切り付いた感があったので、この決断は納得でもあります。
陣営もなんとなくそんな気でいたのかも…?

以下コメント。
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11/30  加藤征厩舎
30日は軽めの調整を行いました。


「先週の競馬は、天栄でも十分なくらいに乗り込んでもらった上で、美浦に入ってきてからも加減することなくビシッと、しっかりと負荷をかけるように動かしてレースへ臨みました。シュタルケ騎手は休み明けの分もあるのではないかということを言ってくれていましたが、もちろん多少はあるのかもしれないものの、踏ん張りきれず後ろまで下がってしまったのにはさすがにショックを受けました。1000万クラスまでの走りからも相手なりに走れるタイプであろうと見ていましたし、休み明けとはいえ体も仕上がっていて、もちろん輸送で堪えるようなところもない上々の仕上がりの中で向かったレースでしたから、踏ん張りきれなかったのを見た時は想像以上にクラスの壁を感じさせられました…。使った分だけ上積みを見込める部分もあるでしょうけれど、勝ち負けまで持っていけるのかと言うと厳しいと言わざるを得ません。去勢までさせてもらった馬ですし、ここまで長く頑張ってもらったことを無碍にはしたくなかったですし、この馬にとって今後少しでもいい形を模索をしてもらえないかということをクラブとも相談したところ、地方での可能性を探ってみたいということでした。手を離れてしまうのは残念ではありますが頑張ってほしいと願っています」(加藤征師)


苦難を乗り越えて準オープン入りまで果たしてくれましたが、前走の内容は実に厳しいものでした。使っていけばクラス慣れしてくる部分もあるかと思いますが、コンスタントに使いづらいクラスでもあり、それならば地方での可能性を見い出していったほうがいいのではないかと考え、このタイミングでより多くの収益を上げることを目的としてファンド運用を継続したままNAR(地方競馬全国協会)へ転籍することになりました【登録後、出走が可能となる年明け以降はA2クラスに格付け予定】。移籍先については比較的A1~2クラスの層が厚くない浦和競馬を予定しており、より出走しやすい地元だけでなく、右回りの大井コース等も込みで出走レースを検討できる競馬場を選択いたします。転籍にあたってJRAの競走馬登録を抹消した上で、タイミングを見てNARへ登録を行い、競走馬としての新しい生活をスタートさせます。なお、地方転籍先につきましては、浦和・平山真希厩舎を予定しています。会員の皆様におかれましては、上記理由における地方転籍につきまして何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。このあとはいったん美浦近郊牧場へ放牧に出して、転入に備えて体調を整えていく予定です。
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欲を言えば、あと1戦見たかったですけどね…。
まさに「苦難を乗り越えて」がふさわしかったこの5年間。一時は迷走を極めましたが、準オープンまでたどり着けた今は加藤調教師に対して感謝の気持ちしかありません。お世話になりました!


予定されてる浦和に所属するなら、ウチからも近くなるので何とか時間を作って応援に行きたいです。