2016年8月27日土曜日

アロヒラニ、2度目の重賞挑戦で惜しくも2着。

アロヒラニが27日の新潟8レース、新潟ジャンプステークス(J・G3 芝障3250m)に出走しました。
アップトゥデイトやエーシンホワイティなどの強豪が出走表に並び、さすがに重賞は簡単には行かないことを思わせます。
実績上位の相手がいる中、アロヒラニは意外にも2番人気。平地力と前々走の内容が評価されたんでしょうか?

2番枠で包まれるのを恐れていましたが、中団より後ろの位置を道中では取りました。
綺麗な飛越を繰り返して徐々に進出、3コーナーから4コーナーにかけて一気に上がっていきます。
直線を向いて最終障害を越えると、先頭を行くタイセイドリームに襲い掛かり「勝った!!」と一瞬喜びましたが、なんとそこで足が上がってしまい振り切られて2着。悔しい…!!


陣営のコメントは以下のとおりでした。
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8/27  久保田厩舎
27日の新潟競馬では中団後方でリズムを作り、後半から徐々に上げていく。直線へ向いて前を射程圏内に捉え、いったん先頭に立ち掛けたが、勝ち馬に内から出られてしまい2着。


「直線に向くまでは上手くいったと思ったんですが、最後でいっぱいになって頭を上げてしまいました。あと一歩で重賞を勝てるというところだっただけに残念ですし、今日は勝った馬が強かったです。ただ、アロも以前に比べるとこちらの指示を聞けるようになっていますから、今回のような競馬ができれば再びチャンスは来ると思います」(石神騎手)


「前回に続きJ・G1馬が参戦していましたし、今のアロヒラニがどのくらい通用するのかを確認する気持ちでした。飛越に関しては不安に思うことのない馬なので安心して見ていられましたし、押し上げ方もいいものでした。正直、勝ったと思ったんですけれどね…。内から来られて頭を上げて突っ張ったような走りになっていました。アロはそういうところがあるので、来られる前に一気に突き抜けられていればまた違ったんでしょうけれどね。悔しい2着となりましたが、少しずつ力をつけていることは確かですし、治療の甲斐もあってか上がりのトモの踏み込みもいつもより良かったと石神が言ってくれましたから、また次が楽しみになりました。できることならまた彼とのコンビで行きたいところですし、今年はまず自力強化をメインに取り組んでいきたいので、この後の目標をどこに置くべきか馬の様子を見ながら慎重に判断していきたいと思います」(久保田師)


前回はクラスの壁を感じさせるレースに思えたのですが、新たにトライした今回では前進を見せてくれました。勝ったかと思わせるだけの走りだったのでガックリとは来てしまいましたが、“”今年は自力強化の年“”という目標と信念を持って臨んでいるなか着実に前進できているので収穫もあると言えるでしょう。この流れを維持してさらなる前進を狙っていきたいと思っています。まずはレース後の状態をよく確認した上でどうしていくか判断したいと考えています。
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3着馬(昨年の勝ち馬)は8馬身も離しているだけに非常に悔しい敗戦になってしまいましたが、一応の結果は出せたのでまずまずといったところでしょうか、やはり新潟は合います。

次走は10月の東京ハイジャンプか新潟のオープンでしょうか、とりあえず後者希望。