2016年5月22日日曜日

ケイブルグラム、ダートで一変!

ケイブルグラムが、22日の東京3レース3歳未勝利戦(ダート2100m)に出走しました。
なんとも歯がゆい走りを続けながら春のクラシックも終わろうとしているところで、いよいよダート転向。ふがいないレースをすれば今後の進退も覚悟しなければなりません。


12番の馬が激しく尻っぱねをしてましたが、なんだかのんびり歩いてました。ブリンカーが結構深い。
初ダートだし、14番はなかなか好枠と思いました。


スタートはやや遅れて中団追走、三浦騎手は砂を被らない位置で進めます。
いつもより行きっぷりが良さそう。

途中で1頭、外を上がってきましたが特に動じず4コーナーではマクるように先団に取り付きます。

直線入口で3頭の叩き合いになりますが、残り200mからエンジンが掛かったのかグングン引き離して4馬身差で快勝!!



陣営のコメントは以下のとおりでした。
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5/22  国枝厩舎
22日の東京競馬ではまずまずのスタートから道中中団を追走する。勝負どころでは早めに先行集団に取り付き、直線では終いまでしっかりと伸びて優勝。


「とてもいい馬で声をかけていただいたので楽しみな反面、しっかりと結果を出さなければとプレッシャーもありましたから、ホッとしました。調教のウッドチップでの動きが悪くなかったので、ダートも問題ないとは戦前から感じていましたが、実際に競馬へ行ってもスムーズに対応してくれました。道中は程よくハミをとっていいリズムで運べましたし、少し早いかとは思ったものの自信を持って追い出せましたよ。いい走りをして結果を出せましたが、それでもトモがハマって本当にフォームが良かったのはようやくゴール前になってからでした。そのことからもまだこれからの馬だなと感じましたし、今後の成長にも期待したいですね。今日は応援ありがとうございました」(三浦騎手)


「追い切りでちょっと時計が速いかなとは感じたものの、最後までしっかりと走ってくれたように、それだけ具合も良かったのでしょう。競馬では、初ダートで不安がないわけではなかったのですが、これまで以上に楽な行きっぷりで、非常にいい手応えで勝負どころを上がって行けたのは良かったです。ブリンカーもそれなりに利いていたと思いますね。以前と比較すれば少しずつ芯が入ってきたとは思いますが、それでもまだ心許ないところがあるのも事実。そういう観点からも、まずはひとつ勝てたことでこれから時間をかけられるのは非常に大きいですね。今後についてはまずは様子をしっかりと見てからになるでしょうが、これまで以上に走っているのは間違いありませんから、慎重に判断していきます。今日はありがとうございました」(国枝師)


デビューから3戦は芝の条件を使ってきましたが、もうひとつ噛み合い切れない走り、結果が続いていたため、今回は変化を付けるためにダート戦へ挑みました。以前よりも動けるようになっている面もあるのでしょうが、条件変わりやブリンカーの効果もあったのか、今日は道中から行きっぷりが良く、勝負どころから直線での走りもスムーズでした。今日の走りからも先々が楽しみになりましたが、まずはレース後の心身の状態をしっかりと確認してから次をどうするか判断していきます。
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勝利後のゼッケンと共に写真をパチリ。
三浦騎手は、表彰式の時に汗びっしょりの顔で「おめでとうございます!」と握手してくれたし好感度アップです(笑)

ダートに実績がほとんど無いディープインパクト産駒ですが、今回の勝ちっぷりは良かったのでこのまま頭打ちになることも無さそう。
だいぶ出遅れてしまいましたが、ここから出世していってほしいもんです。