2015年6月20日土曜日

さよならインペリアルマーチ

先日、出走予定だったレースを直前回避したインペリアルマーチが、19日に息を引き取りました。
以下は陣営のコメントです。

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6/19  引退
「歩様はまだ安定していなかったものの、カイバの食いも少しずつ戻ってきていましたので、中間に行った血液検査の結果を見た上で今後の具体的な方針を決めようと考えていました。しかし、今日の午後になって急に寝たままの状態で起き上がれなくなってしまいました。すぐに獣医を呼んで様子を診てもらい、可能な限りの処置を施してもらいましたが、あまりにも早い容態の急変ということもあり、すでに手の施しようがない状態になってしまっており、心不全で息を引き取りました。レース前日に転倒した際、あらゆる可能性を視野に念のため心臓の状態も診てもらっていましたが、特段異常はなかったので厩舎へ戻しました。結果的にはインペリアルマーチがとても強い馬で苦しいことをそう表に出さず我慢をしていただけなのかもしれません。心肺面はもちろん、しっかり原因を掴もうと行った血液検査の結果がもう少しで出るというところでしたし、最期まで何もしてあげることができず本当に悔しいです。休み明けの前走であれだけの走りをしてくれたので、これからを想像していくのが楽しみでしたし、このような形で彼の競走馬生活の幕を引くことになってしまい、本当に申し訳ございません。会員の皆様にはただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです」(出川師)


転倒するアクシデントの後は馬房内で静養し、今後の方針を決めていこうと厩舎で安静を保ちつつ経過観察を行ってきました。しかし、今日の午後になって突如容態が急変し、残念ながら馬房内で静かに息を引き取りました。桜花賞馬キョウエイマーチの最後の産駒としてデビューし、8歳まで懸命に走り抜きました。前走のけやき賞では休養明けをモノともしない走りで待望の重賞制覇すら意識させてくれました。最後のチャンスにかけて地方競馬で再起を図りましたが、志し半ばでこのようなことになってしまったことは痛恨の極み以外何物でもありません。出資会員の皆様におかれましてもまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。本馬に出資されている会員の方へは、追って書面をもちましてご案内いたします。
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出川先生は特に非はないと思うので、コメントが痛々しくて見ていられません…。

先月のけやき賞、3年半ぶりの勝利で復活を遂げた時には、あまりの勝ちっぷりのよさにこれから南関で無双してくれることを妄想したので無念さは大きくありますが、8歳まで長きに渡って頑張ってくれた馬には感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとう。
3連勝で挑んだコーラルS、セイクリムズンの2着に負けたときのゼッケンを当時プレゼントでいただきました、これからも大切に保管しなくては。
ツアーではものすごい人数に囲まれていたことを今でも思い出せます。
安らかにお眠りください。