2015年6月19日金曜日

今週の愛馬近況

トゥザワールドの故障が、正式に「右前脚の浅屈腱炎(重度)」と発表されました。
言いたいことは山ほどありますが、騎手にも調教師にも苦しめられ続け、才能を完全にスポイルされてしまった悲しい馬だった。という意見には多くの人が賛成してくれることと思います。

最低一年は治療、もしくはこのまま引退となることでしょうが色々無念。



それでは今週の近況。
アロヒラニ
6/17  久保田厩舎
17日は美浦南Wコースで追い切りました。
「今朝はウッドチップコースで2頭併せで追い切っています。相手が優勢の格好にはなったものの、長めから動かしたので終いに無理をさせませんでしたし、阪神への輸送もありますからね。来週の競馬に向けて予定通りのメニューを消化できましたし、調教後の歩様もいい意味で変わりありませんでしたから、順調に進められていると言っていいでしょう」(久保田師)今後の状態次第にはなりますが、今のところ27日の阪神競馬(グリーンS・芝2400m)に出走を予定しています。


ピグマリオン
6/16  NF天栄
障害練習と周回コースもしくは坂路でキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。
「バランスを見ながら調整を進めていますが、飛越のほうは相変わらず集中力が長続きはしないものの悪くない飛びは見せてくれており、まずまずかなと言える状況です。一方で坂路をメインにして騎乗調教も進めてきていますが、悪くはありません。ただ、いくらか右トモには疲れやすさがあるので、そのあたりをしっかりケアしていきたい気持ちもあります。性格的に、苦しい部分があると逃げてしまうところがあるようにも感じるので、移動を考えていくにしても少しでもいい状態で送り出せるように接してあげたいと思っています」(天栄担当者)


アンブリッジローズ
6/16  NF空港
ウォーキングマシンでの調整を行っています。
「この中間からウォーキングマシンでの運動を開始しました。順調に運動負荷を高めることができていますし、いい形で進められていると思います。今後も馬に合わせたメニューを組んでいくことで復帰へ向けて進めていければと思います」(空港担当者)


トゥザワールド
6/18  NF早来
舎飼にて休養しています。
「しがらきでの検査で腱の損傷が認められましたので、こちらでも慎重に脚元の確認を行っていました。この中間に社台ホースクリニックで改めて行った検査でも、やはり右前脚の浅屈腱炎を発症しているとの診断でした。程度としては重度のものなので時間をかけざるを得ませんし、それこそ今後の患部の状況次第ではいろいろ相談をしていかなければならないでしょうが、G1勝ちまでもうすぐのところまで来ていた馬ですから何とか可能性を模索していきたいと思います」(早来担当者)


パンデイア
6/17  加藤征厩舎
17日は美浦南Wコースで追い切りました。
「捻挫の影響もあって中間に無理をしなかったので、その影響はだいぶなくなってきたように思います。そのことから週末には15-15、今朝にはウッドチップコースで追い切りを行いました。今日は3頭併せの真ん中で動かす予定だったものの、直線ではちょっと引っ掛かってしまい、1頭だけ前に出る格好になってしまいました。ウチの厩舎だけでなく、他の厩舎の馬も重なるような形になってしまったために、なかなか噛んだハミが抜けなかったようで、コントロールに苦労してしまいました。それでも、オーバーワークにならないように何とか我慢させていましたし、これによってガタッとなることはおそらくないのではないかと思います。稽古だけでなく、レースでも精神的な部分がこのように出やすい馬ではあるので、なかなか難しいのですが、この後の様子をより慎重に見ていって、微調整をしっかりと行っていき、可能ならば来週からレースを考えていくことになると思います」(伊丹助手)
変わる可能性もありますが、今のところ27日の東京競馬(3歳未勝利・牝馬限定・ダ1600m)に出走を予定しています。


ジュモートリステ
6/16  NF天栄
トレッドミル調整か周回コースでキャンター調整を行い、日によっては周回コースもしくは坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。
「だいぶ良くなってきましたね。一時はなかなか毛ヅヤが良くなりきれなくて、張りなどももうひとつという状態が続いていましたが、ようやく良いレベルになってきました。おそらく内面に溜まっていた疲れが、ようやく抜けてきたのでしょう。今では稽古の感触もだいぶ上向き、行きっぷりも良くなっていますよ。厩舎からの話だと“そろそろ”ということで、数週間のうちには入りそうな状況ですから、今後は移動のことも念頭に置いて、調整にあたっていきます」(天栄担当者)


ベルディーヴァ
6/17  高野厩舎
17日は軽めの調整を行いました。
「ゲートで頭を上げてしまい、スタートが遅くなって最後方からの競馬を余儀なくされました。いかにも初出走という感じのレースではありましたが、直線で見せてくれた脚は目立っていましたからね。負けてしまったものの、同時に能力の高さも見せてくれたレースだったと思います。トレセンでじっくりと乗り込みを行ってからのデビュー戦ということで、レース後は以前骨折した箇所も含めて馬体をしっかりとチェックしていますが、今のところ大きな問題はありません。この後もドッと疲れが出ないようならば、続けて競馬に使っていきたいところではありますが、短い距離だと少し間隔を空けないと出走は難しそうですからね。距離を延ばしてみることも含めて、今後の番組を検討していきたいと思います」(高野師)

6/19  NFしがらき
19日にNFしがらきへ放牧に出ました。
「木曜に坂路で普通キャンターを行いましたが、乗ってからも特に疲れが見えてくることはありません。ただ、芝の出馬状況はかなり混雑してきていますし、このまま厩舎に置いていつでも出走できるように態勢を整え続けるよりは、短期でもリフレッシュさせた方がいいでしょう。問題なければ10日程度でトレセンへ戻す予定です」(高野師)


ケイブルグラム
6/15  NF空港
馬体重:530kg 
現在は1000m周回ダートコースで軽めのキャンター2周半の調整を中心に、週3回900m屋内坂路コースをハロン16秒のキャンターで1本登坂しています。坂路コースでの動きは力強く、馬体の筋肉量もどんどん増してガッチリしてきました。気性面も以前より落ち着いていますし、全体的に良い方向に進んでいるのがよくわかります。今後もこの調子で良化を促していきたいところです。


アウェイク
6/17  函館競馬場
17日はゲート練習中心のメニューを行いました。
「先週末に函館競馬場へ入厩させていただきましたが、体調面は安定していたのでさっそく現地での調整を開始していますよ。血統的なものがあるようで時折ソワソワした様子を見せているようなのですが、まだ2歳の若駒ということもありますし、まずは環境に慣らすようにジックリと進めています。現状では心身共に幼さも残る状況ですし、血統面を考えてもまずはゲートから競馬までセットで考えるのではなく、まずは経験を積ませるようにしつつゲート試験のクリアを目標に進めるつもりですし、可能ならば早めに試験をパスできるようにしたいですね」(斎藤師)