2015年11月22日日曜日

ケイブルグラム、厳しいデビュー戦を終える。

期待のケイブルグラムが、21日の東京5レース新馬戦(芝1800m)でデビューしました。
スタートして促しますが中団を追走。
そのままムーア騎手が手を動かし続けますが反応は鈍く、直線に入ったときは沈んでいくように見えたものの、最後に少し脚を使って5着。覚悟はしていましたけどここまでズブいとは…。
まるでヒシミラクルのようですな。



陣営のコメントは以下のとおりでした。
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11/21  国枝厩舎
21日の東京競馬ではスタートから促しつつ中団を追走。そのまま直線へ向かい追われるが、ようやくエンジンがかかった時にはすでに決着していて最後に詰めてくるが5着まで。


「パドックなどでは元気な様子を見せてもいたようなのですが、いざ跨ってみると大人しく、いかにも新馬戦という感じではありました。スタートしてからも直線に入ってからも気持ちがしっかりと走るほうには向き切れておらず、まともに走れたのは最後のところだけのような感じです。レースっぷりはベイビーでしたが、良さは感じます。経験を積んだ次走以降はガラッと変わっても不思議じゃありませんよ」(ムーア騎手)


「初めての競馬でしたが、パドックではチャカチャカしていたのでムーアには元気があるよと伝えたのですが、跨ってからは特に悪さをしていたわけではなかったと思います。ただ、レースっぷりが見ていて心配になるほどでしたね。終始手が動いている状況でしたし、このままなんじゃ…と不安がよぎるほどでした。最後は差を詰めて来ていますから格好はついてますけれどね。上がってきてジョッキーに聞くとベイビーだと。要は気持ちが幼く、しっかりと走ることに集中できていないということで、まともに走れたのは最後の50メートルみたいなものでしたからね。いろんなことに気持ちが向いてしまっていたらしく、走りもバラバラになっていました。ムーア曰く次は違うはずと。また、もしかすると硬い馬場を気にしていた可能性もあるかもしれないとも言っていましたから、そのあたりを含めてまだこれからしっかりとさせ、そして経験を養って育てていかなければいけないということなのでしょう。できればまた乗りたいということも言ってくれていましたが、あくまでも様子次第ですね。まだ完成していない馬ですし、気持ちも不安定ですからリフレッシュさせたほうがいいかなとも思えるので、近いうちにいったん出して、様子を見てから年内使うか、来年までじっくり乗ってから考えるかしたほうがいいのかなと現時点では思っています」(国枝師)


血統が血統だけに人気になるのは覚悟していましたが、調教の感じから使いつつの奥手タイプかなと感じていたので可哀想ではありました。それでも、最後の最後は良さを見せてくれました。鞍上の感触も悪くなく、まだ子供で使って良くなるという言葉からもやはりこれからの馬なのでしょうから悲観する必要はないのでしょう。期待が大きくかかる馬なだけにこれで満足とは言えませんが、先々に繋がるようじっくり行ければと思っています。今後はデビュー戦を走ったばかりですし、いったん放牧に出してケアしてから次走へ向かうプランを今のところメインにして検討していきます。


11/22  NF天栄
22日にNF天栄へ放牧に出ました。
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上積みは大きそうだけどなかなか厳しい結果に終わりました。
もう少し鍛えて、走る気を出してから帰ってきてほしい。