2013年12月21日土曜日

ピグマリオン、2013年最終戦も勝ちきれず

ピグマリオンが、21日の中山6レース、3歳上500万下(ダート1200m)に出走しました。
年末にしてはなかなかの弱面かつ、騎手がデムーロということで単勝は1.7倍。
好スタートを切るも、なかなか行き足が付かないのかデムーロの手は動きっぱなし。
4コーナーで外から上がっていくものの、直線ではすでに射程圏外のうえ、頭を外に向けモタれてしまい、なんとか盛り返すも2着まで。
前走で先着されたビービーボイジャーに、またしても遅れを取ってしまいました。うーむ…

なんだか「直線入口あたりで置いていかれる→勝負が決まってから伸びてきて帳尻合わせ」というレースを毎回のように見せられてますね。

とはいえ、いつもの指定席(3着)から順位がひとつ上がったので、デムーロ起用はやはりよかったと思います(笑)




陣営のコメントは以下の通りでした。
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12/21  加藤征厩舎
21日の中山競馬ではスタート後に押して前々につける。直線で一旦右にモタれてしまうが、そこから盛り返して2着。

「直線で少し右にモタれていましたからきついのかなと思ったら、そこから加速し直してグイグイ伸びているし、ちょっと掴みにくい、おかしな馬ですね。力はあるから勝てる馬だけど、今日は枠がもう少し内なら違ったはず。結果的に勝ち馬の外からになってしまいましたし、馬場も相手向きでしたね」(デムーロ騎手)

「レース後に戻って来た時のデムーロの第一声が“おかしな馬ですね”でした。前走は勝負どころだったのですが、今日は直線で気がないようなフリをするのか、どっかで苦しいところがあるのかモタれたんですよね。そこで着順をさげてしまうのが普通と言ってもいいのですが、今度はそこから脚を使っている。トレセンにいるときに毎日接している我々ですらアレッと思うくらいですから、これだけのジョッキーとは言え掴みにくいのかもしれませんね。勝ち馬と逆の位置から運べればまた違ったでしょうが、向こうのほうが出脚が良かったですし、ピグは体を丸めて掻き込むようなフォームですから馬場も乾いていたほうが良かったですね。今日はメンコを外し、前半から気合いを入れて積極的に運んでほしいと伝えていましたが、悪くはなかったものの今回も勝ち切れず。今年最後だから余計にいい結果を出したかったのですが、申し訳ございません。この後は様子を見ながらどうするか判断していきます」(加藤征師)

直線でふらついたかと思えばそこから再度脚を使っていますし、気持ちひとつでまた違うはずです。なかなか勝ち切れずに歯がゆくもありますが、何とか最良の結果につなげていきたいところです。この後は状態次第で続戦するか、放牧を挟むか決めていきます。
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今年のラストチャンスを勝利で飾れなかったのは残念ですが、まあこれで引退するわけでも無し、来月にはまたケロッと走っていると思われます(笑)

今年は1勝しかできませんでしたが、バンバン走って年間11走。しかも7着以下ゼロと、すべてのレースで賞金を持ってきてくれました。
素晴らしい!頭が下がるねえ!!

この2着で賞金総額も4000万円を越え、2011年産キャロット馬の中では賞金ランキング5位に浮上。…こう並べてみると、かなり頑張ってるんだなぁ。
来年も元気に走ってください。