2013年8月19日月曜日

アロヒラニ、1000万下昇級戦

オクターブユニゾンが残念な結果に終わった一方、アロヒラニが同じ17日の新潟10レース阿賀野川特別(1000万下 芝2200m)に出走しました。

阿賀野川特別といえば、過去5年の勝ち馬にはオウケンブルースリ(菊花賞)、ナムラクレセント(阪神大賞典)、オーシャンブルー(有馬記念2着)など、そうそうたる名前が並ぶ出世レース。

今年もなかなかメンバーが揃って、平場を勝ち上がってきたアロヒラニは8番人気の低評価。


五分のスタートから積極的に行き4番手の好位置で進みます。
中盤のラップが緩むなど、展開も味方して直線へ。

直線入り口で一瞬モタれるものの、すぐに立て直してよく伸び後続を一旦は振り切ったように見えましたが、ゴール前で1番人気のエックスマークに差されて惜しくも2着に終わりました。

陣営のコメントは以下のとおり。

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8/17  久保田厩舎
17日の新潟競馬では道中4番手から進め、直線で一旦は先頭に躍り出たが最後に交わされてしまい2着。

「一瞬やったと思ったんですけどね。悔しい。道中は前を見ながらリズム良く運べましたし、いい手応えで勝負どころに入れました。直線で手前を替えるときに少し内にモタれてしまったタイミングはありましたが、それ以外はスムーズでしたから勝ちたかったです。申し訳ありません。このクラスにしてはいいメンバーが揃っていましたし、昇級初戦を考えれば頑張ってくれていますから、この先が楽しみです」(大野騎手)

「直線で少し左にモタれて追いづらそうなシーンはありましたが、あれは以前にも見せたことはありますし、何とか許容範囲内で収められて行けると思ったんですけどね。最後に勝ち馬にビュンとやられてしまいました。結果としては一番いいものではなかったですから、もちろん悔しい気持ちですが、勝ち馬は上のクラスで入着していましたし、他のメンバーも手強い相手が揃っていた中ですからね。しかもこの距離を問題なくこなせたのは評価してあげたいですし、収穫の多いレースだったと思います。一番は、中間の心身の状態がいいなと思える状況で、この暑い気候の中でもそれをしっかりと競馬につなげられたのが大きいですよね。この後は無理をせずに一息入れてあげたいと思いますが、状態次第で秋の東京や新潟などを考えていければ理想的と考えています」(久保田師)

あと一歩のところで悔しい結果となってしまいましたが、昇級初戦で、しかもこのメンバーを相手に悪くない内容を見せてくれましたし、今後の走りに期待がかかります。この後はリフレッシュ放牧を挟む予定ですが、放牧先での状態を見ながら改めて復帰時期を考えていくことになります。
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いやー、惜しかった!!勝った馬はこのクラスでは実力が一枚上だったなぁ…

今回は2着とは言え、3歳時のグダグダを乗り越えてようやく適正条件をつかみ、この血統に秘めていた実力を発揮しつつあるようです。

このクソ暑い中、夏場に2戦したのでゆっくり疲れを癒してほしいところ。
涼しくなったあたりに東京で復帰。という感じになるのでしょうか。

今年中の準オープン入りも見えてきましたね。