2014年4月8日火曜日

コレクター道のあがり。 箱根北原ミュージアム

先日、箱根湯本の「北原ミュージアム」に行ってきました。
著名なおもちゃコレクター北原照久氏のコレクションを展示した博物館です。
箱根湯本駅から超近いので、空き時間に寄りやすくておすすめ。

もっとも、駅からはとんでもない傾斜の坂になってるので、歩きではなくバス(無料)を使うことになりますが…

私ら凡百のヌルオタは、日々場所や金とせめぎあいつつ、買ったり売ったりと悩みながらモノを所有していくわけですが、コレクター道もここまで来ると、他人の金で博物館を作って保存できるわ、リタイアしたコレクターから「どうせなら北原さんの博物館で…」などと向こうから勝手に飛び込んでくるわでもう最高!まさにコレクターの上がりというか終着駅ですね。


んなこと言っても、おもちゃに罪はない!という訳で、素敵なおもちゃの数々に感嘆のため息を付きつつ鑑賞。
「ブリキのおもちゃは温かいねぇ」などと世迷言も口を付いて出てきます。1階には世界各地のブリキのおもちゃ3000点を展示してあるとか。



2階に上がると不気味な連中がお出迎え。
並べ方をもうちょっと考えていただきたい。


藤子不二雄Fの短編でおなじみの「火星の土地の権利書」や「目玉時計」から、果てはバイクまで。もはや何のコレクターなんだかさっぱり解りません…。


こういうコレクションに差し掛かるとホッとしますね(笑)
ゴジラとジラースは金型同じで済むので利益率高いぜ!


特別展として、歌舞伎役者の、故・市村羽左衛門氏が収集したミニカー(の一部)を展示。
フツーの車に混じって、キャプテンスカーレットのパトロール車が混じってました。こういうのはちゃんと種類別に分けとけよ!(←偉そう)



なんとプロレスコーナーも。素敵やん。
シリアスなタイガーマスクのキャラが、妙にかわいくなってます。
写真2枚目の白パンツは誰かと思ったら吉村道明!そんな地味な奴のソフビがあったなんて初めて知ったぞ…


プロレスの隣には、古典怪奇映画ジオラマ模型や処刑器具模型。
面白すぎるだろ(笑)




2番館でやってた企画展。
戦前だか戦中だかの雑誌付録ペーパークラフト展なんだけど、あんまりにも豪快すぎる。当時の子供はこんなの作れたんだろうか?


とにかくやりすぎな、エンパイヤステートビルのペーパークラフト。コレが付録だってんだからもう…。
まあ、当然のごとく戦中の物資不足であっさりとこの狂乱の雑誌付録は収束した模様。なんとなくかつての食玩ブームがイメージとして浮かびました。


どれくらいのコレクション点数を眺めてきたのか、もはや解りませんが、どんじりに控えしはレコードの数々でありました。
うーん、マンダム!