2014年4月21日月曜日

トゥザワールド、皐月賞2着

トゥザワールドが皐月賞に出走しました。


恒例の出走馬ボールペンを記念に買ったり、新潟物産展(レルヒさんも来てた)でやたらデカい串焼きに食らいついたりしてるといよいよ皐月賞!




混戦皐月賞だけあってお客さんも多く、パドックもロクに見られませんが体重は-8キロ。
そして、ベストターンドアウト賞を獲得です。まあ見栄えいいしねこの馬。



さてレース。
「外枠だし、スタートで出して先行してほしい」と思ってましたが、ウインフルブルームについていく形で3~4番手を先行。「よし!」と思わず声が漏れました。

ライバルのワンアンドオンリーは最後方で捌けそうにない位置取り。イスラボニータはプレッシャーのない形で中団につけていました。とは言えペースは先行有利。
弥生賞より少し待った形でスパートしますが、すぐ後ろにつけていたイスラボニータの手応えが良く、4コーナーを回った時には射程圏内に捉えられていました。
並ばれてしばらくは抵抗したものの、相手はさらにそこから加速。


トゥザワールドはウインフルブルームを競り落として2着に。
陣営のコメントは以下の通りでした。
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4/20  池江厩舎
20日の中山競馬ではまずまずのスタートから好位につける。道中はそのままの形で運んで直線で一旦先頭に並びかけたシーンもあったが、最後は勝ち馬に離されてしまい2着。

「外枠からのスタートだったのである程度の位置を取りに行く際に少し出していかなければならず、ちょっと力んでしまったのですが、徐々に落ち着きを取り戻してくれました。それからはいいリズムでしたし、理想に近い形で勝負どころ、そして直線へ向かえました。この馬なりにしっかりと脚を使ってくれていますし、勝ち馬が来てからももう一度グッと伸びる格好はしているのですが、相手はそこからもう一段加速して離されてしまいました。強い競馬をされてしまったことはありますが、勝たなければいけなかっただけに大変申し訳ありません」(川田騎手)

「う~ん…。クラシック本番になるから余計に結果が重要になりますが、悔しいけど今日はこの馬の競馬をしての結果ですし、相手を誉めるしかないです。最後はこちらが伸びているところをそれ以上の脚で離されましたからね。一度中山での競馬を経験していたのが良かったのか、返し馬やゲート裏で前回よりもピリピリしたところがなく、いい状態で臨めたとジョッキーも言っていましたし、それだけにやっぱり勝ちたかった。現時点では相手の力を認めざるを得ませんが、まだこれから良くなる馬だと思っていますし、次の2400mという条件もこの馬のほうがいいと思いますから、もちろん次は逆転しなければなりません。まずはトレセンに戻してしっかりと状態を確認し、次に向かって行きます」(池江師)

決して悪くない走りをしているからこそ余計に悔しさが込み上げて来ますし、相手の走りも認めなければいけない一戦でした。この後はまずは今日の激戦の疲れをしっかりと癒し、東京優駿に向けての調整を開始していきます。
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戦前はなんとなく、脚質と枠順から「ビワハヤヒデのような負け方しそう」と言う気がしていましたが、こういう予感は当たるものです…。

今回はイスラボニータに完敗ですが、「どうやっても勝てない」ような負け方をしても、次走であっさり逆転することが珍しくないのが競馬というスポーツ。
ダービーでしっかり借りを返したいですね。