2013年9月28日土曜日

トゥザワールドが無事デビュー

28日の阪神5レース新馬戦(芝1800m)で、大物候補のトゥザワールドがデビューしました。
単勝2倍を切る1番人気です。パドックではまだ体が緩い感じがしたけど数字上は508kg。
思ったよりもだいぶコンパクト。

レースでは、まるでローエングリンのようなすごいスタートを切ったものの、そのまま行かずに道中は好位5~6番手へ。
3コーナーから徐々に進出しますが、4コーナーを回った時には「あれ?!逃げ切られちゃう…」という感じ。
内のメイショウチギリは競り落としますが、逃げたバンドワゴンからは6馬身離れた2着でデビュー戦を終えました。

うーん、道中で川田騎手が右の手綱をずっと引いていたので「口向き悪いのかな…?」と思ってましたが、なんとなく周ってきただけという感じで、若干狐につままれたような気が。



公式コメントは以下のとおりでした。
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9/28  池江厩舎
28日の阪神競馬では好スタートも無理をせずに中団に控える。勝負どころでは外をじわじわ上がって直線に向くも、なかなか勝ち馬との差を詰められず2着。

「最終コーナーでは前を捕らえられるかなというくらいでしたが、最後は離されてしまいました。やはり差を詰めて、しっかりと交わしたかったです。申し訳ありません。ゲートは出てくれましたしそのままジワッと進めたのですが、どうも外に張るようなところがありました。調教では感じることはなかったものの、今日は返し馬からそれがありました。現時点の完成度で勝てるのにこしたことはありませんが、もう少し前向きなところが出てきてもいいですし、体もまだ成長途上で動き切れていない面はありますからね。まだまだこれから良くなってくれるはずです」(川田騎手)

直線では思ったほど差を詰めることができませんでしたが、馬体はまだ緩さがありますし、パドックでは鳴くなど心身共に幼さがある状況ですから、使いつつさらにしっかりとした走りを見せられるようになってほしいものです。初めての競馬の後ですから、より慎重にレース後の状態をチェックしてからこの後を考えていきます。
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やはり、「外に張る」というコメントが出ていました。矯正の必要あり。

それにしてもバンドワゴンは強かった…
レースのラップは、
13.0 - 11.5 - 12.0 - 12.4 - 13.1 - 12.5 - 11.4 - 10.9 - 11.2
逃げた馬に33.5秒で上がられてしまっては、物理的に手の出しようがありません。
道中のタイムも13秒台が1回あるだけで(ここで一息入れてるんだろうけど)よどみないし。

体つきやレース振りを見ると、次戦の上積みも大きそう。
個人的に無敗にはこだわってないし、勝ち上がってもこの後、中距離の番組は多くないからあわてる必要もないし、及第点のデビューとは言えそうです。

でも次は必ず決めてくれよ!(笑)