迷走した時期にも注目「誕生40周年 こえだちゃんの世界展」

はるばる八王子まで「こえだちゃんの世界展」を見に行きました。
http://www.yumebi.com/

女児向けドールハウス玩具という立ち位置ながら、「公害などが問題になっている世の中なので、子供に対して自然の大切さを訴えかける」という、しっかりした思想性をもって立ち上げられた「こえだちゃん」シリーズ。


かなり初期から合体、変形の概念を取り入れたりして順調にシリーズ拡大していましたが、シルバニアファミリーというライバルの出現・攻勢で「リカちゃんのように髪の毛を植える」「りぼんの表紙みたいな少女マンガ風にデザイン変更」など迷走(？)を重ね、90年代から04年までじつに11年間のシリーズ中断を経て華麗な復活。
復帰作のおうちは「こえだちゃん史上最大の10部屋」の触れ込みで、スイッチを押すと一気にバカッと木が開いて10部屋出現。上から見ると「ラフレシア…？」と言った趣でした。

そして迷走期(←勝手に呼びます)の人形やイラストは一目見て「これはないわ～…」としか呟けません。
一生懸命やった結果なんでしょうけども！

現在はシナモンロールやキキ・ララ、マイメロディなどの力も借りつつ新作を出していってます。
とてもいい玩具なのでなんとか続いていってほしいですね。

プレイスペースでは幼児に混ざって最新式のこえだちゃんのおうちで存分に遊んでしまいました。エレベーターギミックにはびっくりだよ。